浦和レッズの新戦力・田中達也が6日、沖縄キャンプのトレーニング終了後、オンラインで報道陣の取材に応じた。リカルド・ロドリゲス監督の目指すサッカーや、新シーズンに向けた意気込みを熱く語った。

上写真=高い戦術理解度と切れのあるプレーで田中達也はアピールを続けている(写真提供◎浦和レッズ)

「僕の好きなサッカーです」

 今季、大分トリニータから完全移籍で浦和レッズに加入した田中達也は、充実したキャンプを過ごしている。

「(リカルド・ロドリゲス監督の目指しているのは)僕の好きなサッカーなので楽しくやれています。どのポジションであっても、やることは変わりません。抜け出してクロスなのかシュートなのか。それが外から抜けるのか、中から抜けるのかの違いです」

 沖縄キャンプ中に一時離脱したものの、すでに戦列に復帰。チームメイトたちと相互理解を深める努力を欠かさない。

 ただ、リカルド・ロドリゲス監督の戦術はいち早く理解しているようだ。ロアッソ熊本で渋谷洋樹監督にポジショナルプレーの基礎を教わり、大分トリニータの片野坂知宏監督にはさらに発展した形を叩き込まれた。熊本と大分との共通点が多く、すんなりと頭に入ってくるという。組織として数的優位をつくる方法論など、語り始めると止まらない。ポジショナルプレーの仕組みをすらすら言語化していく。

「これまでのポジショナルプレーに比べれば、枠組みをはみ出さない範囲内で自由度は高い。空いているスペースにドリブルで運んでいくことも多く求められています」

 田中が最も意識するのは、相手の立ち位置と動き。相手がプレスを掛けて来るよりも早くパスルートをつくり、いかにボールを安定して保持するかを考えている。トレーニングで頭をフル回転させるだけではない。ホテルの部屋に戻っても、ポジショナルプレーの研究をしている。同じようなスタイルのイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ、イタリア・セリエAのサッスオーロの試合をチェックしている。

「無理に勉強をしているという感覚はないんです。気が付いたらサッカーを見ている感じなので」

 リラックスして読む漫画までサッカーもの。四六時中フットボールに浸る28歳は、リカルド・ロドリゲス監督のスタイルを体現し、ピッチで躍動することを誓う。

「サポーターがわくわくするようなサッカーをしたい。ゴール、アシストで貢献して喜びを分かち合いたいです」


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