浦和レッズのリカルド・ロドリゲス新監督が5日、沖縄キャンプのトレーニング終了後にオンラインで報道陣の取材に応じ、ここまでのところは順調にチーム作りが進んでいると説明。若手の積極的な姿勢を歓迎した。

上写真=浦和を大きく変えようとしているリカルド・ロドリゲス監督(写真提供◎浦和レッズ)

武田英寿は違いを見せてくれている

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は新たなチームづくりに確かな手応えを感じている。沖縄キャンプではすでに地域リーグの沖縄SV、J2の水戸ホーリーホック、J1のサガン鳥栖と練習試合をこなした。

「すごく順調にきている。選手たちの戦術理解、練習への取り組みには満足している。大事なのは積み重ねです。水戸戦では攻守両面でいいところが出た。前からプレスに行き、自分たちもボールを握れた。鳥栖戦はビルドアップがうまくいかなかったが、難しい状況のときにどうするのか、考えるいい機会になりました」

 積極的に若手たちを起用しており、フレッシュな面々が躍動。特に高卒2年目の武田英寿は、練習試合で計5ゴールと大暴れしている。スペイン人指揮官も目を細めている。

「(武田は)フィニッシュがすごくいい。違いを見せてくれている。決定力が高くて、武器になると思う。チームとして多く点を取るためにはフォワード以外の選手たちも取らないといけない」

 組織として点を取る重要性を強調しており、MF、DFも果敢にゴールを向かっていくことを促している。J2のFC琉球から完全移籍で加入したMF小泉佳穂らの名前も挙げており、若い新戦力がフィットしつつあるようだ。

「試合をたくさんこなしているので練習でできないこともある。戦術的なところはホテルで映像を使って、選手個人にフィードバックしている。伝えたいことは伝えている。ただ、一度に多くのことを投げかけてしまうと、どっちつかずになる。一つ習得すれば、次を伝えるようにしている。プロセスを踏んでいかないといけない」

 大幅にメンバーが入れ替わった新生レッズは、焦らず一歩ずつ前へ進んでいる。

 2月7日はキャンプの締めくくりとして、J1のコンサドーレ札幌と練習試合を行なう。

取材◎杉園昌之


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