サガン鳥栖DFファン・ソッコが、新しい挑戦に意気込んでいる。Jリーグでのプレーは4クラブ目で、6月には32歳に。豊富な経験を若いチームに落とし込み、チーム力アップにつなげようという意識もあるという。

上写真=開幕に向けて練習に励むファン・ソッコ(写真◎サガン鳥栖)

「より自分の力が発揮できると感じた」

 3年間プレーした清水エスパルスから完全移籍で加入した。新天地を求めた理由を「去年対戦してみて、とても可能性があるチームだと思ったのと、金明輝監督の下でプレーしたかった」と語り、さらに「前線から激しくプレッシングに行くところ、後ろ(最終ライン)が余らずにタイトにマークにつくところも含めて、自分に合っている印象を受けていた。より自分の力が発揮できると感じたので、移籍を決意した」と明かしている。

 1月25日に始まった沖縄キャンプを消化しながら、少しずつチームになじんでいるそうで「練習も試合も、とても良い雰囲気でできているので、違和感なく溶け込んでいる感触がある」という。充実したサポート体制に感謝しつつ、「日に日に良くなっていく感触がある。あとは選手の特徴などをもう少し確認し、戦術を詰めながら開幕に向かって進んでいきたい」と今後の青写真を描く。

 2012年にサンフレッチェ広島に加入し、鹿島アントラーズ、清水でもプレー。Jリーグでのプレーは4クラブ目で、6月には32歳となるだけに、リーダーシップも求められるだろう。本人も自覚しており、「未来がある若手が多いチーム。そういう選手が躍動できるように、しっかり支えられるように」と語り、「イレギュラーなことが起こったときに、選手個々の判断でどれだけ動けるかが試される。若いだけに経験が浅いので、経験がある自分たちがサポートしていければと思っている」とイメージを膨らませる。

 一方で「突き上げに負けないような頑張りも必要。自分だけでなく、チーム全体がそういう思いで臨めば、良いシーズンになると思う」と自身のプレーにも意識を向ける。Jリーグでの9シーズン目に向けて「チームの目標は必ず達成したいですが、それ以上のことを求められますし、それ以上のことをやらなければダメだと思っています。38試合を終わって、良い報告ができれば」と力強く語った。


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