プロ18年目を迎えるサガン鳥栖のMF高橋義希が、プレシーズンの順調なスタートに手応えをつかんでいる。沖縄キャンプ初日となった1月25日の練習後、オンライン取材で今季の目標などについて語った。

上写真=読谷村でのキャンプ初日の練習を消化した高橋(写真◎サガン鳥栖)

10年目の沖縄キャンプ

 18日に全体練習がスタートした鳥栖は、この日から沖縄県の読谷村でのキャンプに突入した。初日の練習を終えた高橋は「読谷村のキャンプが始まって10年目になります。練習前には、またこの素晴らしい環境で練習できるという喜びがありました」とコメント。「非常に厳しい、走るメニューだったのですがが、みんなで雰囲気良く、一体感を持ってできたのがよかった」と振り返った。

 始動前の検査で選手2人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた影響で、まだ全員が合流できているわけではない。その中でも「既存の選手も、新加入の選手も、コミュニケーションを多く取っています。新加入の選手が例年より早くなじめているんじゃないかな、という感覚がある」と感じており、チーム最古参の高橋に対しても「新加入の選手も、チームのやりたいことを素早く理解しようとしてくれていて、分からないことがあったら、どんどん聞いてきてくれる」という。

 昨季は最終節が例年より遅い12月19日だったため、短いオフを経ての始動となっているが、それでも高橋は「練習が始まって、みんな自分でかなりトレーニングしてきたな、という印象が強い。数値にも出ているので、みんな真面目にやってきた成果が、この1週間で現れている」と感じている。「より早く戦術的なところにいけるんじゃないか、という感覚」があるのは、今後のチームづくりにもプラスに働くだろう。

 昨季のJ1リーグ出場は4試合と、2004年のプロ入り後で最も少なかった。「個人としては、やはり試合に出ることが目標」と語った高橋だが、強調したのは「それ以上に、チームが勝つことが僕の中では大切なこと。チームが勝つために自分は何ができるのか、常に考えながらやっていきたい」ということ。プロ18年目のシーズンに向けて「1試合1試合を大切に、なおかつ自分が試合に絡めるようにやっていきたい」と決意を新たにしていた。


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