横浜F・マリノスは23日、オンラインで新体制を発表した。新外国人選手のエウベルは、お披露目となった新体制発表会で早くも日本へ来たことへの喜びを感じていると話し、新シーズンに向けた決意を語った。

上写真=新体制発表で決意を語ったエウベル(写真提供◎横浜F・マリノス)

エジガル・ジュニオからアドバイス

 2019年の15年ぶりのJ1制覇など、近年の横浜F・マリノスの浮上には外国人選手が大きく貢献してきた。だが、2020年のマテウスに続き、このオフにも昨季途中に加入しながら13得点でチームをけん引したジュニオール・サントス、同じく昨季13得点を挙げたエリキが、期限付き移籍期間満了でクラブを去った。

 その2021年の横浜FMに加わった第一の助っ人がエウベルだ。ブラジルのバイーアから加わり、背番号7を背負う。初めてとなる国外での挑戦に、28歳のFWは「オファーをもらったときは本当にうれしかった。海外でプレーするのは夢だった」と語る。

 これまでの縁が引き寄せた新戦力だ。多くのブラジル人が活躍してきた横浜FMは、ブラジルでもよく知られたチームだという。エウベルは「日本はブラジル人を温かく迎えてくれると聞いていたとおりだった」と笑顔。さらに、昨季途中まで2シーズンプレーしたエジガル・ジュニオとはバイーアでの元同僚で、横浜という街やクラブについて話を聞き、アドバイスを仰いだという。「日本に来てからもマルコス・ジュニオールとチアゴ・マルチンスとも話したところ、良い話しか聞かなかった。やはり、間違いはなかった」と、決断の正しさを実感している。

 本人の日本へ対する思いと同じくらい、クラブもエウベルに期待をかけている。アンジェ・ポステコグルー監督は、「エリキのように、前線で3つくらいのポジションができればいいなと思っていて、そういう点を踏まえて彼を獲得した。探していた選手の一人」と、マルチな働きに期待する。本人も「ドリブルが特徴で、アシストもよくする」と自身の個性を語りつつ、「攻撃のポジションなら、サイドでもどこでもプレー可能だと思っている」と自信をのぞかせる。

 オファーを受けてから横浜FMの試合を動画でチェックし、「攻撃的でアグレッシブなチームだという印象があった。そうしたチームでプレーできることを幸せに感じている」と、相思相愛の移籍であることを強調。「こういう攻撃的なチームやシステムでは、特に攻撃の選手はすごく楽しくサッカーができると思う」と、日本での生活をさらに明るく彩るつもりだ。


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