アビスパ福岡は12日、V・ファーレン長崎から吉岡雅和が完全移籍で加入すると発表した。吉岡は長崎出身のMFで駒沢大から2017年に長崎に加わった。2列目ならどこでもプレー可能なアタッカーで、19年はジョーカーとして活躍した。

上写真=長崎から加入した吉岡雅和(写真◎J.LEAGUE)

2020年の悔しさを今後のサッカー人生に生かす

 吉岡が新シーズンはJ1に昇格した福岡でプレーすることになった。駒澤大学時代は10番を背負い、関東大学リーグのベスト11に選ばれるなど活躍。J2長崎の入団初年度の2017年は19試合(先発8試合)に出場し、18年はJ3富山で3試合(先発1試合)に出場。いずれも1・5列目、ピッチの中央が主戦場だったが、J2長崎で30試合(先発11試合)した19年、14試合(先発9試合)に出場した20年は、主にサイドでその能力を発揮した。
 
「2021シーズンよりアビスパ福岡でプレーさせていただくことになりました、吉岡雅和です。アビスパ福岡の勝利に貢献できるよう全力で戦います。そして、ファン・サポーターの皆さんと多くの喜びを共有できることを楽しみにしています。これからよろしくお願いします」

 とりわけ地元長崎への思いが強い選手だったが、新シーズンは福岡でプレーする。今回の決断に関して、その思いを古巣の公式HPに寄せている。

「この度、アビスパ福岡に完全移籍することになりました。地元である長崎でプロ生 活を スタートさせ 、クラブ存続の危機・J1 昇格・天皇杯ベスト4など、他にも本当に多くの経験をさせていただきました。その中でも、2017シーズンに満員のスタジアムでJ1 昇格を決めた試合は、今でも鮮明に覚えています。どんな時でも僕たちのことを信じて最高の雰囲気を作ってくれたファン・サポーターの皆さんには心から感謝しています。2020シーズンは自分自身、長崎の力になれなかったことが悔しく、そして申し訳なく思っています。それでも、仲間やスタッフの存在、ファン・ サポーターの皆さんの応援のおかげで腐らずやることができました。この悔しさは今後のサッカー人生に生かしていきます。
 V ・ファーレン長崎に在籍した4年間で、僕はたくさんの愛を感じました。僕は、長崎のファン・サポーターの皆さんは最高だと 思います。これからは皆さんに活躍する姿を見せられるよう頑張ります。本当にお世話になりました。ありがとうございました」

 本人は新天地でのブレイクを誓っている。

吉岡雅和(よしおか・まさかず)
■生年月日:1995年3月9日
■身長/体重:163cm/59㎏
■ポジション:MF
■出身地:長崎


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