川崎フロンターレは明日16日、J1リーグのホーム最終戦、浦和レッズ戦を迎える。29節で史上最速優勝は果たしたものの、その後の2試合はどちらも引き分け。最終戦を前に谷口彰悟キャプテンは勝ち切れないチームを引き締めた。

上写真=明日16日のホーム最終戦へ谷口彰悟は必勝を期している(写真◎Getty Images)

期待以上をお見せしたい

 オンライン取材に応じる谷口の受け答えは、いつも淀みない。特に、チームの課題について触れたときに、自身の考えをきっぱりと口にする。終盤に追いつかれた前節の鳥栖戦について、聞かれたときだった。

「この間のゲームに関してはちょっと、尻すぼみというか、最後は押されるような感じで終わってしまった。正直、納得していないません。僕の中ではそれがあり得ないことだと思っています。交代で入ってくる選手も前の選手が多かったですし、そういった意味でも、追加点をという狙いがあった。追加点が取れない場合には、守備の強度という部分で貢献するという、その意図が監督にはあったと思います。だた、そのあたりを、ピッチの中でなかなか合わせられなかった」

 谷口自身のゴールで先制しながら、終盤に追いつかれたゲームに、しっかり振り返り、問題点を把握していた。だからこそ、問いに関して、自分の言葉で答えられる。

「(点を)取れないなと思ったら、どうすべきか。最後のあの失点シーンは、守備の堅さがなかった。あそこはチームとして守り切らないといけない場面。攻守において中途半端でした。もっと割り切って今は我慢して守るということを判断してもよかったと思います。ただ後悔は感じていますが、今は次に生かすしかないと思っています」

 次戦はホーム最終戦。もう一度気を引き締めて、臨みたいという。

「自分たちがどうやって勝利を重ねてきたか。もう一度考えないといけない。日々進化しているつもりなので、もちろん、ずっと同じ戦い方をしようとは思っていないですけど、自分たちの強みはどこなのかというところは、やっぱり大事にしないといけない。そこをきちんとチーム全員が整理して共有して90分間、戦っていかないと。勝つというのは簡単なことではないと、ここ2試合は感じていますし、もう1回、みんなで勝利に向けて取り組んでいくところはやっていきたいです」

 圧倒的な勝利を重ねて優勝した川崎Fだが、その勝利一つひとつは、すべてが練習から全力で取り組みつかんできたものだ。そのことについて選手は皆、自覚的だが、最終戦を前に今一度、確認が必要だと谷口は言った。

「浦和も強いチームですし、勝ちたい気持ちが強いです。ここ2試合の反省も含めて、やはりそういう試合をホームでやってはいけないと思っています。ホーム最終戦ということで見に来るサポーターの方も多いですし、期待してくれている方もたくさんいると思う。その期待に応えて、僕だけじゃなくて、それ以上のものをお見せしたいとみんなが思っていると思う。やっぱりフロンターレ、強いなというのを、等々力で見せないといけない」

 記録づくめの優勝の価値が下がることはないにしても、尻すぼみで終わることはできない。谷口は見る人の心に『フロンターレ、強いな』と印象を残し、J1のホーム最終戦を締めくくると誓った。


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