6日に行なわれたJ1第31節で、ガンバ大阪は敵地で湘南ベルマーレに2-1で勝利し、2位の座をキープ。約2カ月半ぶりに先発出場したDF三浦弦太は「何より結果が出てよかった」と結果に胸をなでおろした。

上写真=湘南戦にフル出場したDF三浦(写真◎J.LEAGUE)

■2020年12月6日 J1リーグ第31節(@BMWス:観衆6,461人)
湘南 1-2 G大阪
得点:(湘)中川寛斗
   (G)福田湧矢、パトリック

帰ってきたキャプテン

「ガンバに来てから、ここまでケガで試合を離れたのは初めて」

 J1での先発出場は、負傷した9月19日の北海道コンサドーレ札幌戦以来、約2カ月半ぶりとなった。その間、G大阪は12試合負けなしを記録するなど上位争いに食い込み、「チームが良い結果を出しているのは非常にいいことだったし、自分が試合に出て『ここで負けるわけにはいかない』思っていた」と三浦。強い覚悟で戦列に戻ってきた。

 湘南戦では昌子源とCBでコンビを組み、PKによる1失点を喫したものの、体を張ったシュートブロックなどで追加点を許さず、3試合ぶりの勝利に貢献。前半終了間際にパトリックが相手選手と小競り合いを起こした際には、仲裁に入って主審とコミュニケーションを取るなどキャプテンとしての責務も果たした。

 久々のフル出場を果たした三浦は試合後、「今回は(キム・)ヨングォンのケガがあってスクランブルで試合に出場したけど、しっかりと勝ち点3を取ることができてよかったし、僕自身も久々の試合を楽しめたのでよかった」と充実感を漂わせた。

「昨日、2位争いをしているチームが勝ったので、負けられない試合だった。次もアウェーが続くけど、自分たちで2位を決められるチャンスがあるので、チーム全員でつかみにいきたい」

 湘南戦の勝利により、G大阪は5日に試合のあった名古屋グランパスを抜いて2位の座をキープ。1試合消化の少ないセレッソ大阪も含め、今季の天皇杯出場権(2位以内)と来季のACL出場権(3位以内)を懸けた上位争いは熾烈を極めるが、自力で2位以内を確保できるG大阪が優位な状況だ。

 次節、アウェーで行なわれる16日の横浜FC戦に勝利すれば、他会場の結果次第では2位以内が確定する。大一番に向けて三浦は「次はちょっと間が空くので、自分のコンディションを上げて、チームとしての完成度も高めつつ、勝利に貢献していけるようにしたい」と気を引き締めた。

取材◎多賀祐輔


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