11月24日、鹿島アントラーズのザーゴ監督が練習後のオンライン取材に応じた。離脱者が相次ぐ非常事態の中でも、前節ベガルタ仙台戦は快勝。本拠地カシマスタジアムでの最後の4試合を全勝で締めるべく、指揮官はまず、柏レイソルとの一戦に照準を合わせる。

上写真=11月24日のトレーニング中のザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

柏のオルンガを称賛。「素晴らしいシーズンを送っている」

 ケガ人と新型コロナウイルスの影響で、多くの離脱者が出ている鹿島。その中で11月21日の仙台戦を皮切りに、中3日での3連戦を戦っている。今季のリーグ戦最後のアウェーゲームとなった仙台戦は3-1で勝利。だが、25日の柏戦、29日の浦和戦と、難敵との対戦が続く。

「この2戦に関しては、分かっている通り人数は限られています。(さらに多くの)ケガ人が発生した場合は考える必要性がありますが、変にやり繰りをする必要性はありません。何か別のことをやるというよりは、今いる選手たちでやり繰りをしなくてはいけないかなと」

 ザーゴ監督はそのように選手起用について発言する。永戸勝也、杉岡大暉が不在の左サイドバックや、町田浩樹、関川郁万を欠くセンターバックのポジションは出場可能な選手の数が特に限られているが、指揮官は「広瀬(陸斗)選手」「三竿(健斗)選手」と具体的に名前を挙げ、他のポジションを本職とする選手で補う考えを明かした。

 その中で迎える25日の柏戦。ザーゴ監督は「前回対戦のときと同じことを徹底的にやらなくてはいけない」と話す。特に警戒するのは、得点ランク1位を走るFWオルンガだ。ここまで24得点を挙げる活躍ぶりについて、ザーゴ監督も「彼自身は本当に素晴らしいシーズンを送っている」と称賛する。

「一瞬(の隙)というものを与えてはいけません。注意力や集中力をしっかりと高めて、仕事をさせないこと。ただ、(オルンガへのパスの)供給元を遮断しなくてはいけないし、あるいは彼へのボールの質を落としていかなくてはいけない。まずはそれをチーム全体として意識しなくてはいけません」

 仙台戦の勝利に続いてホーム帰還後も4連勝で今季を締めるべく、まずは柏のケニア人ストライカーを封じ、カシマスタジアムでの勝ち点3獲得を目指す。


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