J1のセレッソ大阪を率いるロティーナ監督が24日、オンラインで報道陣の取材に対応した。現在6位のC大阪は4試合未勝利と足踏み状態が続くが、スペイン人指揮官は「できるだけ上の順位で終えるという希望は捨てていない」と話した。

上写真=C大阪を率いて2年目のロティーナ監督(写真◎J.LEAGUE)

「3位はまだ分からない状況」

 C大阪は前節のサンフレッチェ広島戦に敗れたことでリーグ優勝の可能性が消滅。天皇杯出場を獲得する2位・ガンバ大阪との勝ち点差も9に広がった。消化試合数はC大阪のほうが1試合少ないが、ロティーナ監督は「ガンバがミスをしなければ2位の座はガンバになる」と語り、「3位はまだ分からない状況。試合数の違いもあり、他のチームも可能性がある。3位の座を他のチームと競う状況だと思う」と、来季のACL出場権が与えられる3位以内を現実的な目標に据えた。

 30年近い指導歴を誇るロティーナ監督だが、リーグ戦での自身最高順位は4位だという。「個人的なことだが、その順位を超えたいと思っている。できるだけ上の順位で終えるという希望は捨てていない」。今季限りでの退任が噂される中、2年間鍛え上げたチームを率いてのキャリアハイ更新を目指している。

「チームは素晴らしいシーズンを送ってきたので、それに相応しい終わり方をしたいと思っている。上位に入ることで得られるものはクラブにとっても、ファン・サポーターの皆さんにとっても多い。ファン・サポーターの皆さんに喜びを与えられるように、選手とともに戦っていきたい」

 とはいえ、いまは「次の試合のことしか考えていない」とロティーナ監督。「明日の試合の3ポイントが、現時点で一番重要な3ポイントだと思っている。いま残り試合数を考える必要はないし、ライバルチームの結果を気にする必要もまったくない。目の前の試合に集中して戦いたい」と、25日にアウェーで行なわれる大分戦に意識を向けた。


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