アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に挑むためにカタールに渡った横浜F・マリノス。現地から前田大然がオンライン会見に登場した。2日後に迫った再開後初戦に向けては極めて平常心。揺るがない姿勢でいつも通りに戦ってアジアを驚かす。

上写真=特別なことは何もない。前田大然はいつも通りにスピードでぶっちぎる(写真◎Y.F.M)

「日本のために戦うことが大事」

 視線は2日後に向かっている。横浜F・マリノスのアジア・チャンピオンズリーグ再開後の初戦は、日本時間11月25日22時から中国の上海上港戦。前田大然はそのときを待ち望んでいる。

「ACLは楽しみにしていた大会で、活躍して優勝するのがF・マリノスの目標なので、そこに近づけるようにまずは初戦で勝ちたいなと思っています」

 上海上港はすでに再開後にカタールで2試合を消化して、シドニーFC(オーストラリア)と全北現代(韓国)に連勝して勝ち点は6。2月にすでに2試合をこなして連勝している横浜FMと並んでいる相手だ。今回の集中開催によって、中2日でまた同じ上海上港と対戦するスケジュールになったので、最初にしっかりと叩いておきたい。

「有名な選手や代表選手もいるので強い相手だと思うけど、こっちも負けていないと思います」

 元ブラジル代表のフッキやオスカルという個の強さに警戒を強めるが、横浜FMには前田のスピードがある。「初めて対戦する相手でも2度めであっても(俊足は)通用すると思っています」と頼もしい。「練習グラウンドの状態もいいので、試合でもいいのではないかと思います」と好感触だから、前田の俊足を引き出すような走るボールが生きてくるだろう。

 Jリーグとアジア・チャンピオンを決める大会ではもちろん違いはあるものの、前田にとっては何も変わらないという。平常心。

「チームとしても個人としても、変わらないですね。自分たちのサッカーをすれば優勝できると思っているので、そこは曲げずにやっていきたいと思います」

 自分たちのサッカーはJリーグで、日本で培ってきたものだから、国を代表して戦う覚悟はできている。

「この大会に出たくても出られない選手は、他のチームにもいると思います。日本の代表として行くので、日本のために戦うことが大事だと思います」

「(代表チームとクラブチームで)違いは特にないですね。日本を背負って戦うのはどちらも変わらないので、そこに違いはありません」

 大きな大会を前にしても泰然自若のスピードスター。その高速アタックでアジアを驚かせてみせる。


This article is a sponsored article by
''.