11月3日に行なわれたJ1第26節の横浜FC戦で今季3点目をマークした大分のFW知念慶。途中出場ながらチーム最多6本のシュートを放つなど持ち味を存分に発揮し、チームの逆転勝利に貢献した。

上写真=途中出場で結果を残したFW知念(写真◎Getty Images)

■2020年11月3日 J1リーグ第26節(@ニッパツ:観衆3,704人)
横浜FC 2-3 大分
得点:(横)田代真一、齋藤功佑
   (大)島川俊郎、知念慶、田中達也

「ここからどんどん上り調子に」

 横浜FCに2点を先行された大分だが、前半終了間際に1点を返し、後半は怒涛の攻撃を仕掛けて逆転勝利を飾った。

 押せ押せムードの74分に投入された知念は「入る前からチームとして流れが良かったので、それを崩さないようにアグレッシブにプレーすることを意識していた」。出場から3分後にさっそくヘディングシュートで相手ゴールを脅かすと、その後も果敢にシュートを連発した。

 88分の同点弾のシーンは「得意な形が出た」。町田也真人からの縦パスをエリア内で受け、振り向きざまに右足を振り抜いた。「体が横を向いた状態で、腰を捻って逆サイドに打つのは得意なので」。横浜FCのGK六反勇治も反応したがシュートの威力が上回り、手をかすめてゴールに吸い込まれた。

 これが今季3点目。川崎フロンターレからの期限付き移籍で加入し、エースとして期待されながらも苦しい時期が続いたが、この日は出場16分間でチーム最多6本のシュートを放つなど、迷いが吹っ切れてきた。

「きょうはチャンスがあったので、もう1点くらい決めたかった」というのが本音だが、「途中からだけど点を取れたし、内容は良かったと思うので、ここからどんどん上り調子になっていくんじゃないかと思う」と手応えを感じている様子。残りのシーズンに向けて「あと8試合しかないので、悔いを残さないように毎試合全力で取り組みたい」と意気込んだ。

取材◎多賀祐輔


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