大分トリニータは11月3日に行なわれたJ1第26節で横浜FCと対戦し、2点差をひっくり返して逆転勝利を達成。ゴールを決めれば勝率100パーセントのMF田中達也が、後半アディショナルタイムに劇的な決勝点を決めた。

上写真=横浜FC戦で今季8ゴール目を決めた田中がガッツポーズ(写真◎Getty Images)

■2020年11月3日 J1リーグ第26節(@ニッパツ:観衆3,704人)
横浜FC 2-3 大分
得点:(横)田代真一、齋藤功佑
   (大)島川俊郎、知念慶、田中達也

「狙ったとおりに決められた」

 田中は横浜FC戦で2シャドーの一角として先発し、後半からは左ウイングバックに移って何度も好機を演出。そして最後に今季8ゴール目となる決勝点を決めるなど、八面六臂の働きを見せた。

 片野坂知宏監督は「戦術のタスクによって使い分けができる選手」と評し、「ヘディングシュートは珍しいけど、良い働きをしてくれた」と賛辞を贈った。

 自身のゴールについて本人は「智輝(岩田)がいいボールをくれたので当てるだけだった。決めないといけないくらいフリーだったので、しっかり狙ったとおりに決められて良かったです」と謙虚に語った。

 田中が得点を決めた試合は、これで7戦全勝。不敗神話について聞かれると「勝ち切るゴールを決めているのはうれしく思う」と胸を張り、「1つでも多く勝って、1つでも上の順位行けるようにみんなで団結して頑張っていきたい」と上位進出を誓った。

取材◎多賀祐輔


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