アジア・チャンピオンズリーグに出場する横浜F・マリノスは、明治安田生命J1リーグで過酷な連戦を続けてきた。10月28日のサンフレッチェ広島戦でようやく22連戦も一息つくが、だからこそその広島戦に集中しなければ意味はない。

上写真=FC東京戦が今季23試合目の出場。ティーラトンの攻撃が横浜FMを彩る(写真◎Getty Images)

「いい準備を」とポステコグルー監督

 長い長い連戦が、もう少しで小休止だ。横浜F・マリノスは連戦22試合目となるJ1第32節のサンフレッチェ広島戦を10月28日に戦うと、11月3日の第31節鹿島アントラーズ戦まで中5日、11日の第26節湘南ベルマーレ戦ではさらに中7日と少し落ち着きを取り戻すことができる。

 一息つく前に、しっかりと勝っておきたいのが広島戦だ。前回対戦は8月23日の第12節。マルコス・ジュニオール、ジュニオール・サントス、エリキがそれぞれゴールを決める今季初の揃い踏みで3-1で快勝している。

 そんな好印象も残る相手を前に、チーム自体も調子を取り戻してきたとティーラトンは話す。10月17日の第23節でセレッソ大阪に1-4で大敗したときには、アンジェ・ポステコグルー監督も試合後に「選手たちに疲れが見えている」と話して心配していたが、21日の第33節名古屋グランパス戦、24日の第28節FC東京戦では2-1、4-0と連勝している。

「連勝中で雰囲気はいい感じですね。自分たちがいままでやってきたことがこの2試合で結果につながったので、間違いないと証明できました。広島戦もやってきたことを出し切りたい」

 その言葉通り、これまでの積み重ねの先に次の試合がある、という意識は浸透している。

「広島戦でも特に大きく変わることはないと思います。いままでの試合の中では勝ったり負けたりしてたかもしれないけど、内容は悪くなかったし、いい内容のサッカーができた試合もありました。それが収穫ですね。ケガ人もいますから、これからは少し試合が少なくなって、良い状況に持っていけるのではないかと思います」

 ポステコグルー監督も一拍置くことのできる前のタイミングだからこそ、注意を怠らない。

「ずっと2日おき、3日おきで試合が続きましたが、ようやくいつもと同じようなスケジュールに戻ってくるので楽しみにしています。選手やスタッフはハードワークしてくれて休みも与えたいと思いますが、集中しなければいけないのが広島戦です。アウェーで難しくなると思うので、いい結果を残すためにいい準備したいと思います」

 11月25日からはアジア・チャンピオンズリーグがカタールで集中開催され、グループステージの4試合を中2日で戦うスケジュールが待っている。狙うはアジアの王者だからこそ、J1リーグでしっかりと戦ってチーム力をさらに高めたいところだ。


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