10月10日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ1第21節で大分トリニータは横浜F・マリノスと戦い、後半の4失点で敗戦。2シャドーの一角で先発したMF野村直輝は前半の手応えと、後半の反省を胸に次節へと気持ちを切り替えた。

上写真=横浜FM戦で今季2度目のスタメン入りを果たしたMF野村(写真◎J.LEAGUE)

■2020年10月10日 J1リーグ第21節(@ニッパツ:観衆3,675人)
横浜FM 4-0 大分
得点:(横)松原健、ジュニオール・サントス、エリキ2

「運動量がちょっと少なかった」

 前半はにらみ合いの展開が続いたが、相手のハイプレスにも怯まずしっかりとボールをつないだ大分。3試合ぶりに先発した野村は「なかなかチャンスが少ない中で、相手にもビッグチャンスを与えないことはできていたので、まず前半をゼロに抑えられた部分は良かった」と振り返った。

 ただ「持たされている感があった」とも語り、「(横浜FMは)陣形を整えるのも早かったし、スペースを埋めるのも早かったので、僕がもうちょっとポジションを変えて落ちたり、背後に抜けたり……運動量がちょっと少なかったと思う」と反省点を口にした。

 スコアレスのまま迎えた後半、55分に先制点を献上し、65分にミスから失点を重ねた。片野坂知宏監督が「2失点目が痛かった。点を取りたい意識が強くなり、少しバラバラな攻撃になってしまった」と言えば、野村も「僕らも点を取りに行かないといけなくなったのでオープンになり、マリノスさんの途中から入ってくる選手のパワーだったり、個のクオリティーの部分で仕留められた」と力の差を痛感した。

 それでも前半の戦いは十分に評価できる内容。14日にアウェーで行なわれるヴィッセル神戸戦に向けて野村は「そこまで悲観するものではないと思うので、良いところと反省するところをみんなで共有して、また次の神戸戦に向けてやっていけたら」と前向きに話した。

取材◎多賀祐輔


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