10月8日、鹿島アントラーズの荒木遼太郎が練習後のオンライン取材に応じた。前日まで千葉県内で行なわれていたU-19日本代表候補合宿に参加しており、数日ぶりにチームの練習に戻ってきた。連敗を食い止めるべく、10月10日の横浜FC戦に照準を合わせる。

上写真=10月8日、雨の中でのトレーニングに励む荒木遼太郎(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「自分の持ち味をもっと磨く」

 大分戦、G大阪戦と、ここに来て2連敗。どちらも0-2と完封負けを喫しているだけに、10月10日に行なわれる次節の横浜FC戦では、連敗脱出へゴールを奪うことが求められる。高卒ルーキーながら鹿島の前線で存在感を放つ荒木遼太郎は、3試合ぶりに得点するためのポイントについて、口を開いた。

「チームとしてチャンスをつくれている場面が多いので、(重要なのは)決定力という部分になってくる。そこ(チャンス)でどれだけ決められるかが重要になります。自分はそういう決定機になったときには、冷静になってゴールを決められるような判断ができればいいです」

 必要なのはフィニッシュの質の高さと、ゴールにより結びつけるためのプレーの判断。「次はホームなので、勝って(チームを)勢いづけられたらなと思います」と、荒木はチームを再び波に乗せるために攻撃をけん引する。

 10月3日の前節G大阪戦を終え、翌4日から4日間にわたり、千葉県内でのU-19日本代表候補合宿に参加した。「普段、別のチームでやっている選手たちとその場で合わせていくための対応力とか、代表の場でしか得られないような経験を得ることができました。来年の(U-20)ワールドカップに向けて取り組む姿勢だったり、そういったところはみんな強い気持ちを持っているので、自分も負けないように取り組んでいます」と、普段の鹿島での活動では味わえない経験も得たようだ。

 U-19日本代表候補合宿が終わり、ここからはまた鹿島で研鑽を積んでいく。「チームでも代表でも、自分に求められていることや、やることはあまり変わりません。自分の持ち味であるドリブル、ラストパス、シュートだったりをもっと磨き上げていければ」と言葉に力を込める。

 次に対戦する横浜FCには、U-19日本代表で同じ攻撃的なポジションでプレーする斉藤光毅も所属する。鹿島を勝利へと導くプレーを見せることが、同世代のライバルとの競争に打ち勝つことにもつながるだろう。

「同期や、同じ学年の選手には本当に負けたくない。常に結果というものに自分はこだわってやっていきたい。アシストもゴールも常に目指しながらプレーしていきたいと思います」

 鹿島で再び勝ち続けていくために、深紅の26番を背負う18歳の目は常にゴールを見据えている。


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