セレッソ大阪のロティーナ監督が、9月26日の練習後にオンライン取材に応じた。リーグ戦6連勝から一転、今季初の連敗中だが、不運な判定が続いていることにも一定の理解を示し、次節に向けて気持ちの切り替えを強調している。

上写真=FC東京戦で審判員に抗議する場面もあったロティーナ監督だが、次節への切り替えの重要性を強調している(写真◎Getty Images)

「考え直す必要はない」

 9月23日の明治安田生命J1リーグ第18節で、セレッソ大阪はFC東京に0-2で敗れた。第12節から、前倒しで行なわれた第25節までリーグ戦6連勝を飾っていたが、その次の第17節で鹿島アントラーズに敗れ、FC東京戦の敗戦で今季初の連敗を喫している。

 ロティーナ監督はFC東京戦について「60分までは自分たちの試合ができていて、リードする可能性が高かった。ただ、クオリティーの高い選手たちが揃っているチームに先制を許すと、試合の展開が難しくなる」とコメント。カウンターから決められた最初の失点の問題点を選手たちに伝えたという。

 選手たちにはもう一つ、審判員の判定に関しても伝えたと明かした。鹿島戦とFC東京戦では、ペナルティーエリア内で相手のハンドリングと思われる場面があったが、いずれも反則とはならず、C大阪にとっては不運な結果となっている。

 鹿島戦の後にロティーナ監督は「審判の決断は我々がコントロールできないので、そこにエネルギーを使っても意味がない」と振り返っていたが、今回も同様だった。「2試合とも試合中に抗議することがあり、その抗議は合っていたと思う」とした上で、「それで集中力を削がれないようにしなければいけない」と続けている。

「審判は人間で、間違うこと、ミスをすることがある。そのミスが有利に働くこともあれば、不利に働くこともあり、不利に働いたときに怒るのは普通のこと」と語った指揮官は、「それ以上でも、それ以下でもない。ミスもあったが、ほとんどが正しいジャッジだったと思うし、我々としては考え直す必要はないと思っている」とコメント。ベガルタ仙台と対戦する9月27日の次節に向けた切り替えを強調した。
 
 その仙台戦に向けては「いつも通り、自分たちのやれることに集中して、自分たちのプランをより良く遂行していく」ときっぱり。「それによって試合に勝つ可能性を高めていくことが重要」とシンプルな考え方を語っている。


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