9月23日に行なわれた明治安田生命J1リーグ第18節で横浜F・マリノスがベガルタ仙台に3-1で勝利し、今季2度目の3連勝を飾った。ボランチとしてフル出場したMF扇原貴宏は3-4-3の新システムに手応えを示した。

上写真=中盤でバランスを取り、勝利に貢献した扇原(写真◎J.LEAGUE)

■2020年9月23日 J1リーグ第18節(@日産ス:観衆3,702人)
横浜FM 3-1 仙台
得点:(横)マルコス・ジュニオール、エリキ2
   (仙)アレクサンドレ・ゲデス

先制されても慌てず逆転

 序盤に先制点を許した横浜FMが、前半終了間際に同点に追いつき、後半の2得点で仙台を突き放した。扇原は「ここ最近は得点が取れているので、失点したあとも勝てるという自信を持って試合を運べた」と振り返った。

 この日もブラジル人トリオによる強力3トップがチームをけん引した。マルコス・ジュニオールは2試合連続、エリキは4試合連続でゴールを記録。もう一人のジュニオール・サントスにゴールこそなかったが、しっかりとエリキの2得点をお膳立て。彼らを後方からサポートする扇原は「伸び伸びとプレーしてくれている。個の力があるので心強い」と感謝した。

 この試合では渡辺皓太とボランチを組み、そろって先発するのは今季初めてだったが「問題なくやれた」と扇原。「皓太は前への推進力がある。二人でうまくバランスを取りながらやれたと思うし、皓太の良いところも出ていたと思う」。新たな組み合わせに手応えを示した。

 今季の横浜FMは優勝した昨季と同じ4-2-3-1の布陣で戦ってきたが、なかなか波に乗れず、第15節の名古屋グランパス戦から3-4-3に変更した。最初の2試合は敗れたが徐々に成熟度が増し、現在3連勝中。扇原は「バランスよくいろんなところに選手が立っている」と利点を語り、「うまくハマってきている。みんなも手応えを感じていると思うので、これを継続していければ」と、7位で終えた前半戦からの巻き返しを誓った。


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