J1のヴィッセル神戸は22日、トルステン・フィンク監督の意向を受け、9月21日付で退任したことを発表した。

上写真=昨年6月から神戸で指揮を執ったフィンク監督(写真◎J.LEAGUE)

クラブ初タイトルに貢献

 フィンク監督のコメントは以下の通り。

「神戸で素晴らしい時間を過ごせました。二つのタイトルという成功を収めることもできました。これは歴史に残ることですし、我々を永遠に結びつけるものです。この街、このチーム、そしてこのサポーターに別れを告げるのは簡単ではないですし、非常に寂しく思います。我々は一つになって大きな目標を達成することもできましたが、私は家族の下に戻るという決断をしました。まだリーグ戦でも良い結果を残せると思いますし、アジアチャンピオンズリーグという大きな大会もまだあるので、今後の幸運を祈ります。遠くからも見守るつもりですし、応援しています。このクラブの監督であったことを誇りに思います」

 ドイツ出身のフィンク監督は現役時代にはバイエルン・ミュンヘンなどでプレーし、引退後はハンブルクなどで監督を歴任。昨年6月に神戸の監督に就任し、シーズン後半戦でチームを立て直すと、天皇杯でクラブ初タイトルを獲得した。

 今季は2月のゼロックス杯で横浜FMを下し、同大会で初優勝。幸先の良いスタートを切ったが、リーグ戦ではここまで4勝8分け7敗で12位と低迷していた。なお、セバスチャン・ハーンヘッドコーチ、モラス雅輝アシスタントコーチ、ニコラ・ヴィドヴィッチフィジカルコーチも契約解除となった。


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