J1で首位を独走する川崎フロンターレのMF脇坂泰斗が21日、練習後にオンライン取材に応じた。20日に行なわれたJ1第17節で川崎Fは浦和レッズを3-0で下し、リーグ戦5連勝を達成。脇阪は完封勝利に手応えを示し、「これを続けていかなきゃいけない」と語った。

上写真=浦和戦に先発出場し、72分までプレーしたMF脇坂(写真◎J.LEAGUE)

走って先制点をお膳立て

 3-0で勝利した浦和戦で、山根視来による先制点を“走って”アシストした。大島僚太からのパスを中央で受けた脇阪は、右サイドの家長昭博につないでゴール前へランニング。相手CBを引き寄せ、空いたスペースに走り込んだ山根が美しいボレーシュートを突き刺した。息の合った連係に脇阪は「流動性はトレーニングから意識していたので、それがゴールにつながった」と胸を張った。

 守備時は小林悠との2トップのような形になり、ファーストディフェンダーの役割もこなした。「フォワードの選手と声を掛け合いながら、後ろの声を聞きながらできている」。チームは4試合ぶりの完封を達成し、「(GKのチョン・)ソンリョンさんを中心にゼロで抑えられた。これを続けていかなきゃいけない」と語った。

 なお浦和戦では前半終了間際に大島が負傷交代し、その後は田中碧とインサイドハーフでコンビを組んだ。大島の状態について鬼木監督は「今朝(21日)の感じだと、まだ分からない。検査をするか、しないかというところ」と明かし、23日の横浜FC戦への出場は微妙。脇阪は「碧の良さはランニングするところ。抜けたところにスペースが空くので、そこにうまく入って前向きにサポートできればいい」と田中との連係にイメージを膨らませ、特に不安はないようだ。

 横浜FCは前期の対戦で今季初ゴールを奪った相手。ここまで2得点の脇阪は「入らないときは入らないと割り切ってやっているけど、やっぱり決めたい」とゴールへの意欲を示しつつ、「まずはチームの勝利に貢献できるように、ハードワークして攻撃の起点となりたい」と言葉に力をこめた。


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