J1で首位を独走する川﨑フロンターレは、20日の浦和レッズ戦からリーグ後半戦に突入する。圧倒的な攻撃力もさることながら、今季の強みは何といっても選手層の厚さ。浦和戦に向けたオンライン取材に応じたDF登里享平は、激しいポジション争いがチームに好循環を生んでいると語った。

上写真=今季ここまで14試合に出場しているDF登里(写真◎Getty Images)

チーム全体で切磋琢磨

 8月1日から始まったカップ戦3試合を含めた13連戦を、10勝2分け1敗で乗り切った川崎F。左SBを務める登里は「苦しい試合もあったけど、全体的に効率よくゲームを進められたので体力の消耗も抑えられた」と夏場の勝因を振り返った。

 今季の川崎Fのストロングポイントは左サイドからの攻撃。三笘薫、齋藤学らドリブラーが相手守備陣を切り裂き、決定機を演出している。彼らを後方で支える登里は「自分の間合いで仕掛けられるように、数的優位を作ってあげることを意識している」と語り、「自分が出ていくことも含めて、いろんな攻撃パターンができているのかなと思う」と手応えを語った。

 分厚い選手層を誇る川崎Fは、左サイドハーフを筆頭に各ポジションで激しいでポジション争いが繰り広げられている。登里は「連戦だけど試合に飢えている選手が多くて、練習からギラギラしている。若手の(旗手)怜央、(三笘)薫、(田中)碧が点を取り合っていたり、チーム全体で切磋琢磨できているのが結果につながっている」と話した。

 ここまで14試合に出場し、プレー時間はチーム4番目の登里だが「連戦なので誰がレギュラーというのはない」。同じポジションには日本代表経験を持つ車屋紳太郎が控えており、「自分の良さを出して、良いパフォーマンスを続けないと試合に出られないので、そういう危機感の中でできている」という。

 20日に対戦する浦和については「前節も難しいゲームをものにしている。元々、力はあるし、調子を上げてきている印象がある」と警戒しながらも、「相手の出方を把握して、90分通して圧倒できるようにしたい」と意気込んだ。


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