9月19日、明治安田生命J1リーグ第17節の湘南ベルマーレ対清水エスパルスがShonan BMWスタジアム平塚で行なわれ、アウェーの清水が3-0で勝利した。清水は連敗を7でストップし、史上6クラブ目となるJ1での通算400勝を達成した。

上写真=清水のカルリーニョス・ジュニオが先制点をマークした(写真◎J.LEAGUE)

■2020年9月19日 J1リーグ第17節(@BMWス:観衆4,170人)
湘南 0-3 清水
得点:(清)カルリーニョス・ジュニオ、ジュニオール・ドゥトラ、西澤健太

・湘南メンバー◎GK谷晃生、DF岡本拓也、坂圭祐、大野和成、MF古林将太(60分:馬渡和彰、84分:柴田壮介)、茨田陽生(66分:三幸秀稔)、金子大毅、齊藤未月、石原広教、FW松田天馬(66分:指宿洋史)、石原直樹

・清水メンバー◎GK大久保択生、DFヴァウド、六平光成、ヘナト・アウグスト、西澤健太、MF竹内涼、後藤優介(62分:鈴木唯人)、中村慶太(69分:河井陽介)、FW金子翔太(69分:エウシーニョ)、ジュニオール・ドゥトラ、カルリーニョス・ジュニオ(78分:ティーラシン・デーンダー)

ブラジル人2トップが存在感

 17位湘南と最下位清水の「裏天王山」は、清水が3ゴールを奪って勝ち点3を手にした。リーグ戦での勝利は8月8日以来。クラブワースト記録の7連敗を経て、待ちに待ったJ1通算400勝を達成した。

 この日の清水は序盤からゲームを優位に進め、7連敗が嘘のように選手たちが躍動した。ジュニオール・ドゥトラ、カルリーニョス・ジュニオのブラジル人2トップが攻撃をけん引し、守備では3バックの中央に抜擢された六平が奮闘。ピーター・クラモフスキー監督は「90分間通して良いパフォーマンスを出せていた。勝ち点3に値するプレーができていたと思う」と胸を張った。

 先制点は54分。中村のスルーパスから後藤が右サイドを抜け出し、クロスをカルリーニョス・ジュニオが巧みに合わせた。その後も主導権を握り、86分にはジュニオール・ドゥトラが追加点を決め、90+5分に西澤がダメ押しの3点目を奪った。

 今季リーグ戦初ゴールを記録したドゥトラは「きょうは素晴らしい試合ができた。これから目標に向かって、もっと頑張りたい」と後半戦での巻き返しを誓った。

 一方、ホームの湘南は今季初の連勝とはならず、清水と入れ代わって最下位に転落した。浮嶋敏監督は「相手のパワーに押されて、難しいゲームになってしまった。不甲斐ない試合になってしまって申し訳ない」とサポーターに対して陳謝した。

取材◎多賀祐輔 写真◎J.LEAGUE


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