セレッソ大阪DF瀬古歩夢が、充実のシーズンを過ごしている。CBの一角でコンスタントに出場を続け、成長を実感。9日の北海道コンサドーレ札幌戦ではクラブ節目の得点も狙っていく決意だ。

上写真=リーグ4連勝に向けて前日練習を消化した瀬古(写真◎CEREZO OSAKA)

「去年より今年の方がいい」

 セレッソ大阪U-18時代の2018年、高校3年でプロ契約を交わしたDF瀬古歩夢は、昨季はJ1リーグ13試合出場・1得点。今季序盤はフル出場と控えを繰り返していたが、第8節から前節までは7試合連続でフル出場し、今季通算も10試合出場・1得点と、早くも昨季の数字に近づいている。

 9月8日の練習後にオンライン取材に応じた瀬古は「自分たちはサッカーをすることが仕事なので、試合に出られることがうれしい」と現状について語った。C大阪は現在、ルヴァンカップも含めた9連戦の途上。過密日程となっている今季でも過ごし方は「いつも通り」だというが、「試合前にトレーナーに見てもらったり、ケアは多くなった」との意識でコンディションを整えている。

 CBでコンビを組むDFマテイ・ヨニッチとのコンビネーションは「試合を重ねるたびに良くなっている。去年より今年の方がいい」と実感。ボランチとの連係についても「去年より今年の方が戦術理解も深まって、全員が共通の認識を持っている」と手応えをつかんでおり、多くの点で自信を深めていることがうかがえる。
 
 9日の第15節ではホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。「前線に強い外国人フォワードがいるので楽しみ。そういう相手を抑えてこそ自信につながる」と闘志を燃やす瀬古は、「クロスを上げられたとき、後ろの2枚がはじき返せたら、相手の攻撃をシャットアウトできる」と守備のイメージを膨らませている。

 C大阪は現在、クラブのJ1通算得点が999点で、次のゴールが節目の1000得点となる。最初は「興味はないですけど…」と答えた瀬古は、それでも「決めます!…たぶん」とニッコリ。リーグ4連勝に向けて、攻守両面での貢献を誓った。


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