セレッソ大阪MF藤田直之が、ルヴァンカップ敗退からの巻き返しを誓った。「負けた次の試合が大事」との意識で、浦和レッズをホームに迎えるリーグ戦で勝利を収めるべく、気持ちを高めている。

上写真=ルヴァンカップ敗退から中2日でのリーグ戦に向けて調整を進めた藤田(写真◎CEREZO OSAKA)

「みんなで同じ方向を向いて」

 セレッソ大阪は9月2日のJリーグYBCルヴァンカップ・プライムステージの準々決勝で、柏レイソルに0-3で敗戦。8月30日の明治安田生命J1リーグ第13節から先発6人を入れ替え、藤田も控えスタートから55分に交代出場したものの、ホームでの一発勝負という優位を生かせず敗退となった。

「チームとしてタイトルを取りにいくというロティーナ監督の話もあったので、残念な結果」と藤田は悔しさをのぞかせた。ルヴァンカップを「リーグ戦であまり試合に絡んでいない選手が出る機会があり、そういう選手のモチベーションになる。普段出ている選手がベンチに座り、外から試合を見て刺激を受けることもあるので、相乗効果があった」ととらえており、それだけに「上に行けなかったのが残念」と繰り返している。

 一方で「敗戦を無駄にしないように前に進んでいきたい。ここで引きずらないことが大事。負けた次の試合が大事だということは、みんな分かっていると思う」と強調。リーグ戦に向けて「しっかり切り替えて、良い結果を出せるように、みんなで同じ方向を向いていきたい」と言葉に力を込めた。
 
 5日のJ1第14節では、ホームで浦和レッズと対戦する。藤田は「フィジカル面で強いというイメージがあるけれど、どんなメンバーが出てくるか分からない。僕たちはしっかり準備してきたことをピッチで出すだけ」と語り、まずは自分たちのプレーを出すことに重きを置く考えを示した。

 さらに「相手にとらわれず、準備してきたことを表現すること」に加え、「もちろん相手も(試合中に)やり方を変えてくると思うので、いかに柔軟に自分たちでプレーできるかがカギになると思う」と考えている。「中でしっかりコミュニケーションを取りながらやっていけたら」と続け、試合中の柔軟な対応を勝敗のポイントに挙げた。


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