浦和レッズの大槻毅監督が7日、明日8日に行なわれるJ1第9節の名古屋グランパスに向けて、リモートで記者会見に臨んだ。ルヴァンカップから中2日、チームの状況と意気込みなどを語った。

上写真=前節の清水戦はドロー。2試合ぶりの勝利を目指す大槻監督(写真◎Getty Images)

「相手のことより自分たち」

 浦和は5日にセレッソ大阪とルヴァン杯を戦った後、関西で調整を続けてきた。中2日での連戦に備えて、移動に時間を割かずに回復に努めたという。

「回復に48時間はかかります。ぎりぎりまでコンディションを見極めてメンバーを決めたい。メディカル、トレーナーはいい仕事をしてくれています。選手たちはいい状態で臨めるはずです」

 ルヴァン杯のC大阪戦では主導権を握りながらも0-1と惜敗。試合内容は悪くなかっただけに結果に結びつけられなかったことを反省しながら、準備を重ねている。

「どんな試合でも先制点は大事。サッカーの肝になるところ。ゴールを取るところは、いまトライをしている。取り組んでいることをもっと良くしていきたい」

 攻撃陣は充実している。ルヴァン杯に出場しなかったブラジル人FWファブリシオをはじめ、武富孝介、汰木康也、柏木陽介らも控えており、駒は十分にそろっている。途中出場した杉本健勇らも調子を上げており、選択肢は多い。名古屋戦は、総力戦で立ち向かっていくつもりだ。

「相手のことを考えるよりも、連戦なので自分たちに意識を向けてゲームに臨みたい。やってきたことを試合で出すだけ」

 大槻レッズは地道にコツコツと進んでいく。

取材◎杉園昌之


This article is a sponsored article by
''.