8月5日のルヴァンカップで、今季初の公式戦2試合連続先発出場を果たした名古屋グランパスMFジョアン・シミッチ。連戦の過密日程でもプレーできる喜びを感じながら、体調管理に努めているという。

上写真=清水戦にフル出場したシミッチ、今季初の2試合連続スタメンだった(写真◎J.LEAGUE)

チーム全体の連係を重視

 名古屋グランパスは8月1日にJ1リーグ第8節で柏レイソル、5日のルヴァンカップ・グループステージ第2節で清水エスパルスと対戦した。ここで今季初めて公式戦2試合連続の先発出場を果たしたのが、MFジョアン・シミッチ。柏戦は0-1で今季初黒星を喫したものの、清水戦は3-0で勝ってグループステージ2連勝としている。

 8日にはJ1第9節の浦和レッズ戦が控えており、その後も23日まで中2~3日での7連戦。その中で気をつけていることをシミッチは「ブラジルでもハードスケジュールの連戦を経験しましたが、練習から賢くやるべきだと感じています。練習をコントロールしながら、休むときはしっかり休み、水分も取っている」と語った。ただ一方で「試合が好きなので、続くことはそんなにつらくない」と、プレーすることへの意欲を強調している。

 柏戦で初黒星を喫したとはいえ、引きずらずに清水戦に勝利するなど、チーム状態は良い。「チーム全体でコミュニケーションを取りながら、監督が求めているベースをやっていくことを毎試合、考えている」というシミッチは、「主導権を握っていれば戦いやすいので、相手に握られないようにしなければいけない。一番大事なことは、チーム全体でコミュニケーションを取り続けること」と、周囲と調和しながらプレーすることが重要との認識を示した。

 Jリーグは試合のテンポが速いと指摘する外国人選手は多く、シミッチも「ブラジルはどちらかいうと、テクニック優先のプレースタイルのチームが多い。日本は強度が高い試合、フィジカル優先のスタイルが多い」と語る。それだけに「90分間走れるようにするためには、賢くプレーしたり、いろいろな判断をした方がいいと感じる」と注意すべきポイントを挙げ、「最初から最後まで集中力が切れない、良い状態で戦うのが一番良いこと」と付け加えた。

 開幕当初は控えで、公式戦再開後も先発と控えを交互に繰り返しながら起用されていたが、負傷者が多いチーム状況を考えると、今後は出場機会が増えていく可能性もある。「しっかり水分を取り、食生活に気を付けて、睡眠時間を確保するのが、最も疲労が取れるリカバリー」と語るシミッチは、自宅でもいろいろな器具を使って体をケアしていると明かし、「次の試合に100パーセントの状態で臨めることを意識している」と、まずは浦和戦に向けて万全の態勢を整えている。


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