7月26日、各地でJ1リーグ第7節が行なわれた。湘南ベルマーレは等々力陸上競技場で川崎フロンターレと対戦し、後半にFWタリクの加入後初ゴールで先制するも、その後逆転を許して今季5敗目。苦しい戦いが続いている。

上写真=今季湘南に加入したノルウェー代表FWタリク(写真◎J.LEAGUE)

■2020年7月26日 J1リーグ第7節(@等々力:観衆4,724人)
川崎F 3-1 湘南
得点:(川)山根視来、三笘薫、田中碧
   (湘)タリク

今季初の連勝を狙うも…

 22日に行なわれた第6節・鹿島アントラーズ戦に1-0で勝利した湘南。今季初勝利の勢いを持ってアウェー等々力に乗り込み、首位の川崎Fを相手に連勝を狙ったが、地力の差を見せつけられる形で今季5敗目を喫した。

 豪快なバイシクルシュートで先制点を決めたタリクも「自分としてはうれしい部分もあるけど試合に負けて悔しい。うれしさと悔しさが混ざった気分」と複雑な表情。今季湘南に加入し、出場6試合目にして待望のJ初ゴールとなったが、「試合に負けたことで自分のゴールは消えたようなもの」と笑顔はなかった。

 先制点まではまさにプラン通りの展開だった。序盤から川崎Fにボールを支配されながらも5バック気味の最終ラインで穴を作らず、スコアレスで前半を乗り切ると、後半開始からタリクと古林を投入。先制点は古林のお膳立てから生まれており、浮嶋敏監督の采配が冴えわたった。だが、そこからギアを上げた川崎Fの猛攻に耐えられず3失点。首位をひた走る相手の攻撃力は想像以上だった。

 浮嶋監督は「一歩、二歩足りないところがあった」と力負けを認め、「ボールコントロールだったり、ちょっとしたところのミス。そこをどう修正できるか」と細部へのこだわりを選手に要求。タリクも「自分たちのスタートポジションから試合を進められず、すごく難しいゲームだった」と振り返り、最後は「湘南は若い選手が多いので、これも一つの経験と捉えて前進していくのみだと思う」と前向きに語った。

現地取材◎多賀祐輔 写真◎J.LEAGUE、Getty Images


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