首位を快走する川崎フロンターレの旗手怜央が25日、オンラインで取材に応じ、プロ初ゴールへの意欲を語った。大卒1年目のルーキーが、いま考えているのはゴールという目に見える結果を出すことだという

上写真=コンスタントに出場機会を得ている旗手。ゴールを決めるのは時間の問題か(写真◎J.LEAGUE)

小林悠のプレーに刺激

 ルーキーイヤーでリーグ開幕戦からピッチに立ち、6節時点で5試合に出場。いずれも途中出場とはいえ、いまだノーゴール。旗手怜央はFWとして自らの出来に不満を覚えている。

「ゴールを取りたい。どんな形でもいいからゴールを決めたい」

 前節のベガルタ仙台戦では、正確なクロスで小林悠の先制ゴールをアシスト。中の動きを確認し、力まずに合わせたワンプレーには手応えを得ながらも、ゴールをお膳立てするだけでは満足できない。中身は根っからのストライカー。足元の技術が高く、器用にウイングもこなせば、トップ下でもプレーできる。

 それでも、旗手は順天堂大時代からゴールを奪うことで存在価値を証明してきた。前節、仙台戦で同じ途中出場で2ゴールを叩き込んだ小林悠の活躍を見て、ふと本音を漏らす。「すごいなと思う。僕もゴールにこだわったプレーをしていきたい」。血が騒ぐのだろう。

「早くゴールがほしい。焦っても仕方ないのですが……。チームから求められていることをやっていければ決められる。強気で前へ前への気持ちを持ちながらいきたい」

 同じ大卒1年目の三笘薫にもメラメラと対抗意識を燃やす。大学時代から選抜チームでともにプレーし、相性は抜群。互いに良さを認め合う仲ではあるが、旗手は切磋琢磨する仲間としてあえて言う。

「薫に負けずに頑張りたい。薫よりも早くゴールを取りたいですね」
 明日の湘南ベルマーレ戦でも、どん欲にプロ初ゴールを狙いに行く。

取材◎杉園昌之


This article is a sponsored article by
''.