川崎フロンターレのMF下田北斗が14日、トレーニング終了後にオンラインで取材に応じた。下田は今季初先発したJ1第4節・柏レイソル戦を振り返り、また次節の横浜FC戦に向けて意気込みを語った。

上写真=オンラインで取材に応じたMF下田(写真◎スクリーンショット)

新たなポジションに挑戦

 2月22日のリーグ開幕戦ではベンチ外だった下田だが、中断期間を挟み、リーグ再開後は第2節・鹿島アントラーズ戦から3試合連続で出場中。第4節の柏戦では今季初めて先発メンバーに名を連ね、「チームは良い流れで来ていたので、その流れを切らないように。個人としては、自分の特長をしっかり出せるように意識した」と振り返った。

 自信の武器は「ランニングするところだったり、間のポジションで受けて味方にスムーズにボールをつなぐこと」と考える。今季からチームが採用する4-3-3のシステムでは、インサイドハーフと呼ばれる中盤前方のポジションが主戦場。これまでボランチが本職だったため戸惑う部分もあったというが、同じシステムで戦うバルセロナ(スペイン)、マンチェスター・C、リバプール(イングランド)などからヒントを得た。

 特に意識しているのはポジショニング。「トップレベルの選手はいい立ち位置を取る。このフォーメーションだと、立ち位置で相手を困らせられれば試合を優位に進められる」。その言葉どおり、先発した柏戦では相手ボランチの脇でボールを受け、素早いパスさばきで攻撃のリズムを作った。

 インサイドハーフは大島僚太、脇坂泰斗と強力なライバルが並ぶが、下田にはセットプレーでの左利きのキッカーという武器もある。柏戦では得点につながらなかったものの鋭い弾道のキックを何度も見せた。「セットプレーで点を取れると相手のダメージも大きいと思うので、いいボールを蹴ってアシストしたい」。レギュラー奪取に向け、結果にこだわる姿勢も見せる。

 次節の対戦相手、横浜FCについては「ポジショニングにこだわり、ポゼッションスタイルをしている印象がある」と語りつつ、「相手云々というよりも自分たちの良さを出すのがフロンターレなので、そこにフォーカスしたい」と話した。


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