J1のセレッソ大阪は30日、非公開練習を行ない、トレーニング終了後にFW柿谷曜一朗がオンラインで取材に応じた。柿谷はチーム状態に手応えを示し、リーグ再開初戦の大阪ダービーに懸ける覚悟を明かした。

上写真=オンラインで取材に応じたFW柿谷(写真◎スクリーンショット)

「大阪を盛り上げたい」

 リーグ再開まで1週間を切り、ギアが上がってきた。柿谷は「先週から『試合のために』という練習が始まってからはピリピリというか、集中して練習できている。長かったシーズンオフみたいなイメージで、開幕戦と捉えてやっていけたら」と、敵地で行なわれる7月4日のガンバ大阪戦に向けて意気込みを語った。

 新型コロナウイルスの影響により長期の中断期間を挟んだが、ポジティブな要素もあったと語る柿谷。チーム活動休止中はビデオミーティングを通じ、ロティーナ監督の目指すサッカーを頭に叩き込んだ。「去年、監督が代わって多少戸惑いがあったけど、今年は2年目ということで全員が戦術を理解している。成熟したところを見せられるんじゃないかと思う」と手応えを示した。

 これまで何度も大阪ダービーを戦ってきた柿谷にとっても、無観客での対戦は初めて。「青と黒のサポーターがいないというのは、ガンバの選手からしたら寂しいところもあると思うけど、逆に僕たちはラッキー。変な野次も飛んでこなくていいんじゃないですか」とおどけつつ、今回のダービーが特別な試合であることは当然理解している。

「再開後すぐの試合で、大阪で一番盛り上がる試合ができる。大阪は吉村さん(府知事)を筆頭にかなり頑張ってくれたので、僕たちは微力かもしれないけど、試合で大阪を盛り上げたい。大阪のチームの人間として、責任を持ってプレーしていけたら」

 地元を愛するエースは「Jリーグのなかでも一番いい試合をしたい」と、強い覚悟をにじませた。

画像: 大雨のなかトレーニングを行なったC大阪。大阪ダービーに向けて準備を進める(写真◎CEREZO OSAKA)

大雨のなかトレーニングを行なったC大阪。大阪ダービーに向けて準備を進める(写真◎CEREZO OSAKA)


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