J1のヴィッセル神戸は、7月4日のリーグ戦再開に向けて準備を進めている。16日の練習後にオンライン取材に応じたDF大崎玲央は、苦い思いが残るサンフレッチェ広島戦について、リベンジの思いを語った。

上写真=オンラインで取材に応じる大崎(写真◎zoomスクリーンショット)

昨年は退場しているんでね

 15日に発表されたリーグ再開初戦で、神戸の相手はサンフレッチェ広島となった。中断前の初戦で鹿島アントラーズに3-0と勝利し、1試合を終えただけとはいえ、現在首位に立ち続けている相手だ。

 神戸は昨年、広島に2敗している。第7節では先制しながら、ホームで2-4と逆転負けを喫した。アウェーに乗り込んだ第28節では、開始5分の先制点から90+2分の最後の失点まで6ゴールを献上して、2-6と大敗している。

 その2試合とも先発した大崎だが、第28節では65分に一発レッドカードで退場処分を受けた。広島の印象を聞かれると、「退場しているんでね」と苦笑いした。

 前回対戦では、「試合への入りがかなり悪かった」と反省する。長い中断期間を経てシーズンに突入する現在のチームにとっても、このリスタートは重要なものになるだろう。

 リーグ再開に向け、神戸は「きついっすね(笑)」と大崎が苦笑するトレーニングをこなしている。今後の過密になる日程に向けて、「連係はある程度できているけど、一番(重要なの)は連戦を戦い抜く体づくりだと思うので、そこを重点的に。メニューも多いし、インテンシティも高い。そこをしっかりやっていかないと、もたないのかなと思います」と、先を見据える。

 一方で、昨季から続く連係面には、「戦術面は、長くやればやるほどよくなっていったという感じがあります」自信をのぞかせる。フォーメーションも3バックと4バックの両方を使う可能性があるが、「試合中にも(フォーメーションを)変えられるくらいに落とし込めていければ」と、意欲的だ。

 前日にトルステン・フィンク監督が語ったように、同じメンバーで過密日程を戦い抜くことは難しい。大崎も、「(昨季終盤には)スタメンを5-6人入れ替えて勝てた試合もあったし、それが自分たちの良さだと思う。全員で乗り越えられれば」。チーム一丸となって、まずは広島戦へと進んでいく。

取材◎杉山 孝


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