1993年にスタートしたJリーグでは、様々な特徴を持つストライカーがゴールを奪い、得点王に輝いてきた。Jリーグ得点王の活躍を振り返る連載の第24回は、史上3人目の2年連続得点王、大久保嘉人をピックアップ。

上写真=前年からの活躍が評価され、ワールドカップの日本代表メンバーにも選出された大久保(写真◎J.LEAGUE)

ミドルシュートに磨き

 ブラジル・ワールドカップを控えた2014年、川崎フロンターレは開幕から1分け2敗と、前年に続いて苦しいスタートを切った。だが大久保嘉人が第3節から4試合連続の計5得点を挙げると、チームも第4節からは3連勝と徐々に調子を上げていく。

 スペースに抜け出してパスを受けて決める形や、こぼれ球を押し込むものなど、もともと得点のバリエーションは豊富だったが、初の得点王に輝いた前年からは、ミドルシュートも大きな武器となっていた。あえて相手守備陣が前にいる状態で右足を振り抜き、ボールの軌道が見えないGKの反応を遅らせる。試行錯誤と練習で磨きをかけ、ゴールハンターは確実に進化していた。

 結局、ワールドカップによる中断前の13試合で8得点を挙げ、日本代表メンバーにも選出。本大会では無得点に終わったものの、自らの結果で2大会連続出場を引き寄せた。

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