浦和レッズの主将を務める西川周作が、4月13日にビデオ会議システムで報道陣に取材対応した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でチームが活動を停止している中、自らの現状について語っている。

上写真=ビデオ会議システムで取材対応した西川。自宅でトレーニングに励んでいるという(写真◎杉園昌之)

「危機感を持って取り組みたい」

 チームが活動を休止してから9日目。浦和レッズのGK西川周作は、再開後のリーグ戦をイメージしながら自宅で黙々とトレーニングを続けている。コーチングスタッフから与えられたメニューをこなすだけでなく、毎日のようにSNSにアップされる他の選手たちの練習動画もチェックし、参考にしているという。

「普段は他の選手のトレーニングをあまり目にすることはできませんが、いまはいろいろ見ることができるので」
 
 乾貴士(エイバル=スペイン)の曲芸的なリフティングには、ただ驚くばかりだが、岡崎慎司(ウエスカ=スペイン)の体幹トレーニングは、さっそく自らのメニューに取り入れている。

「結構、一人で追い込めますよ。真似させてもらっています」

 自宅ではトランポリンや縄跳びを飛んだり、さまざまな工夫をして体を動かしている。日が暮れかかった頃に40分程度ランニングし、体力を落とさない努力も怠らない。

 今年6月で34歳を迎え、年齢も意識するようになってきた。それは、異例のレギュレーション変更が発表されていることとも無関係ではない。今季のJリーグが降格なしになったことで、いろいろと考えているという。

「もし僕が監督なら、若手を使うチャンスだと思います。だからこそベテランは、より一層頑張らなければいけない。危機感を持って取り組みたい」

 ただ、まずは公式戦が再開できる情況になることが第一だ。身近な家族、チーム関係者、ファン・サポーターを含め、一人ひとりの健康を祈りつつ、事態の収束を願っていた。

「1日でも早くスタジアムで、多くの人たちに応援してもらえる環境を作れるようになれれば、と思います。そのためにも一緒に体に気をつけて、頑張っていきましょう」
 
 最後まで西川らしく、笑顔を絶やさずに語りかけていた。

※岡崎慎司のインスタグラム
https://www.instagram.com/shinjiokazaki_official/

文◎杉園昌之 写真◎杉園昌之


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