今季サンフレッチェ広島に加入したDF櫛引一紀が、厳しいポジション争いに全力で挑んでいる。3バックを採用するチームで、3人の顔ぶれは昨季から不動。そこに割って入るべく、Jリーグの中断期間も努力を続けている。

上写真=最終ラインの一角に食い込むべく奮闘している櫛引(写真◎石倉利英)

「試合でできなければ意味がない」

 3月25日のサンフレッチェ広島の練習は、少し狭いエリアでの紅白戦が中心。時間は1時間強ながらも、攻守の切り替えや球際のボールの奪い合いなどで激しい攻防が繰り広げられた。

 Jリーグの中断期間が長引いている状況で厳しい練習を重ねていることに、DF櫛引一紀は「今日も強度の高い練習ができたし、みんなが集中していた。練習をしっかり、真面目にやるのが広島の良さ」と納得の表情。「Jリーグの中断期間が長いですが、他のチームとの差を広げる期間にできれば」と、レベルアップへの前向きな姿勢を強調した。
 
 コンサドーレ札幌、名古屋グランパス、大宮アルディージャを経て今季、広島に完全移籍で加入。昨季から3バックを採用する広島の最終ラインで定位置確保を目指したが、2月中に行なわれた公式戦2試合、ルヴァンカップのグループステージ第1戦と、J1リーグ開幕戦は、ともにベンチ外だった。
 
 広島の3バックは昨季途中から、DF野上結貴、DF荒木隼人、DF佐々木翔が不動の存在として君臨している。前述の今季2試合ではDF井林章がベンチ入りしており、ポジション争いはし烈。それでもJリーグの中断期間に練習を重ねていることで、櫛引は「日に日に良くなっている自信はある」と手応えをつかんでいる。
 
 城福浩監督のDFへの要求は厳しく、「守備では相手に寄せるスピード、ボールを取り切る強さ。攻撃ではどんどん前に絡んでいくことが、3バックには求められている」と櫛引。一方で「練習でできても、試合でできなければ意味がない」ことも認識している。
 
 広島は3月27日にJ3のガイナーレ鳥取と練習試合を行なうが、Jリーグの中断期間がさらに伸びたことで、今後も練習試合が組まれるだろう。不動の3バックを脅かすべく、櫛引は「練習試合でもアピールすることが大事」と、実戦で好プレーを見せる決意を新たにしていた。
 
文◎石倉利英 写真◎石倉利英

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