2月21日、Shonan BMWスタジアムで今季のJ1オープニングマッチが行なわれ、アウェーの浦和レッズが逆転勝利を飾った。湘南ベルマーレは敗れたものの、12年ぶりに古巣に復帰したFW石原直樹が今季J1の第1号ゴールを決めた。

上写真=浦和との開幕戦で先制点を決めたFW石原(写真◎Getty Images)

■2020年2月21日 明治安田生命J1リーグ第1節
湘南 2-3 浦和
得点:(湘)石原直樹、山田直輝 (浦)興梠慎三、レオナルド、関根貴大

「次に絶対つなげたい」

 開始7分のことだった。左サイドにボールが展開されると、湘南の2トップがゴール前に入り込む。MF鈴木冬一が送ったクロスは、ニアサイドでFWタリクがつぶれた先へとつながる。飛び込んだ石原が、頭で押し込んだ。

「早めにクロスを上げてくれと要求もしていたし、自分自身ゴールを狙っていたので、まず1点取れたことは良かったかなと思います」。逆転負けを喫したこともあり、ベテランFWは落ち着いた口調で振り返った。

 35歳の石原は、新戦力の31歳タリクと2トップを形成した。まだともにプレーして日の浅い2人だが、1タッチでのパス交換やスルーなど、三十路の味を醸しだしながらスペースを作り、ボールを引き出していた。

 1度は追いつき、PKで勝ち越すチャンスもあった。しかしPKは外れ、交代カードも3枚切られたが、石原は最後までピッチに立ち続けた。「湘南は若いチームなので、勢いや苦しい時間帯のゲームのコントロールは、しっかりプレーや言葉で修正できたらと思います」。後半途中からは中盤に移り、献身的に走り続けたタリクとともに、若手を背中で引っ張った。

 高卒新人として2003年に湘南に入り、09年に当時J1の大宮アルディージャに移籍すると、のべ4つのJ1クラブを渡り歩いてきた。それでも、古巣に戻るのは初めての経験となる。「久々のスタジアムで楽しもうと思っていたので、楽しくプレーはできましたけど結果がすべてなので、次に絶対つなげていきたいなと思います」。その機会は、またすぐにやって来る。

取材◎杉山 孝

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