J1の北海道コンサドーレ札幌は21日、新型コロナウイルス流行の影響を受け、札幌ドームで開催されるホーム4試合のチケット一般販売延期およびクラブ会員による先行販売の中止を発表した。

上写真=国内唯一の完全屋内スタジアムである札幌ドーム(写真◎J.LEAGUE)

屋内での感染リスクを考慮

 チケット一般販売延期および先行販売中止となった対象は、J1リーグの第3節・G大阪戦(3月7日)、第6節・神戸戦(3月22日)、第9節・名古屋戦(4月18日)、YBCルヴァンカップのグループステージ第4節・広島戦(4月8日)の4試合。会場はすべて札幌ドームを予定していた。

 厚生労働省は20日、屋内でお互いの距離が近い状況では新型肺炎の感染リスクが高まるとして、感染拡大防止の観点からイベント開催の可否を検討するよう主催者に要請。北海道では21日時点で、10代の小学生を含む計8人の新型コロナウイルス感染者が確認されている。

 クラブは公式サイトで「新型コロナウイルスに関する政府関係機関からの発表を受けまして、Jリーグおよび関係各所との協議のうえ、これ以上の感染拡大を防ぐために札幌ドームでのホームゲーム開催について対応を検討しております」と説明し、チケットの販売再開については「対象試合の対応が決まり次第改めてご案内いたします」としている。また先行販売でのチケット購入者に対して、「払い戻しなどを含め改めてご案内いたしますので、チケット(QRチケット含む)はそのままお持ちください」と呼びかけた。

 なお、明日22日に道内3カ所で開催予定だったJ1開幕戦のパブリックビューイングも中止となっている。


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