2月16日のルヴァンカップで途中出場し、持ち味のスピードを生かして見せ場を作ったMF浅野雄也。今季からサンフレッチェ広島でプレーするアタッカーは、自身初挑戦となるJ1リーグの開幕を心待ちにしている。

上写真=2月20日の練習でも精力的なプレーを見せた浅野(写真◎石倉利英)

激しいチーム内競争で勝負

 サンフレッチェ広島は2月16日のルヴァンカップ・グループステージ第1節で横浜FCに2-0で快勝した。この試合で79分から登場し、広島デビューを果たしたのがMF浅野雄也。大阪体育大から水戸ホーリーホックに加入した昨季途中に広島に完全移籍し、昨季いっぱいは広島からの期限付き移籍で水戸でのプレーを継続。J1に舞台を移した今季、最初の公式戦で出場機会を得た。
 
 MF柏好文に代わって左アウトサイドで出場すると、最大の武器であるスピードを生かして見せ場を作った。自陣タッチライン際で相手1人をドリブルでかわして加速すると、MF東俊希とのワンツーで左サイドの敵陣深くまで侵入。左足で送ったセンタリングは見事な軌道でゴール前のFWレアンドロ・ペレイラに届いたが、L・ペレイラのシュートミスで得点とはならなかった。
 
 すでに2-0とリードしていて試合の大勢に影響はなかったものの、アシストの機会を逃した形になった浅野は、その瞬間を思い出して「『あ、入ったな』と思って、レアンドロのところに走っていこうとしていたら…。思わず膝から崩れ落ちましたよ」と苦笑い。それでも「『あ、こんなことしている場合じゃない』と思って、すぐに戻りました」と語るように、次の瞬間には全力疾走で帰陣して次のプレーに備えていた。

 広島は23日のJ1リーグ開幕戦で、鹿島アントラーズをホームに迎える。浅野自身にとっては初のJ1となるが、もちろん出場機会が約束されているわけではない。20日の練習はフルコートでの実戦形式が大半を占めたが、攻撃の選手はそれぞれ好プレーを見せており、チーム内競争は激しさを増している。
 
 ルヴァンカップでのプレーを振り返り、「ああいうプレーを、どんどん出していきたい」という浅野は、「どのポジションで出てもフィットできるようにならなければダメ。まだ広島での試合は、練習試合も含めて少ないですが、変に高ぶらないように平常心でいきたい」と意気込む。ポジション争いに向けても「一日一日が勝負で、プレーで見せることが評価につながる。ただただ、やるだけです」と言葉に力を込めていた。

文◎石倉利英 写真◎石倉利英

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