2月18日、FC東京はAFCチャンピオンズリーググループステージ第2戦、パース・グローリー戦に臨み、1-0で勝利を飾った。攻めあぐねる時間が続いたが、83分にレアンドロがビューティフルゴールを決めて勝ち切った。

上写真=決勝点を挙げたレアンドロ(写真◎Getty Imagaes)

■2020年2月18日 ACL2020 GS第2節
 FC東京 1-0 パースグローリー
 得点:(F)レアンドロ

難しい相手だと分かっていた

 FC東京からすれば、全般的にゲームの流れは良くなかった。特に前半はボールを奪った後のつなぎがままならず、相手が引き気味ではあったものの、攻めあぐねる時間が続いた。

 しかし、ホームチームは焦らず騒がず、じっとチャンスを待った。相手のプレスに苦しむ場面も、ミスから攻め込まれる場面もあったが、水際で失点を食い止め、反撃の機会をうかがった。

 そして我慢に我慢を重ねたあとで歓喜の瞬間はやってくる。

 均衡を破ったのは試合残り時間が10分を切った83分。ペナルティーエリアの外、ゴールやや左に位置したレアンドロの技巧が、勝利を引き寄せた。

 相手GKの位置をみて、逆サイドのネットに狙いを定める。ボールの右下を素早く蹴り上げると、眼前のDFをかすめたボールは相手GKを越え、曲がりながら落ちてサイドネットを揺らした。

「今日の試合非常に厳しい試合だった。かなり引かれていた。我慢強く隙をつくことを考えて、その中でゴールを決められてうれしく思います」

 殊勲のゴールを挙げたレアンドロはそう言って、自らのゴールの価値と、勝利の意味を説明した。

 初戦はアウェーで蔚山に引き分け、2戦目はホームでパースグローリーに勝利。新戦力を加えたFC東京はまだチームとして完成していないながらも、着々と勝ち点を積み上げている。

「非常に難しい相手だということは試合前から分かっていた。どうやってこじ開けるかということを1週間を考えてきました。相手も非常にボールを動かすのがうまかったですが、危ないシーンは作らせなかった。焦れずにしっかりと戦えたのが良かった。勝ち点を3を取れて、非常に大きな勝利だと思っています」

 長谷川健太監督も、相手が深く守ってくる中で、しっかり勝ち点を伸ばしたことを評価した。

 次節は4月7日、新型コロナウイルスの影響で予定通り開催されるかどうかはまだ不明だが、上海申花と対戦することになっている。


This article is a sponsored article by
''.