2月6日、サガン鳥栖が中国人DF王嘉楠(ワン・ヂャイナン)の獲得を発表した。昨年末より中国国内でも移籍の噂が流れていたが、トレーニングに参加して評価を勝ち取り、今回、正式に入団が決まった。

上写真=鳥栖に加入したDFの王嘉楠。写真は広州富力時代(写真◎Getty Images)

チームを助ける自信があります

 王嘉楠はアンダーカテゴリー(U-17、U-19、U-23)で中国代表歴があり、かつては将来を嘱望されていた存在だった。2016年に前十字靭帯断裂という大ケガを負ったことで長期離脱を余儀なくされ、復帰後もなかなかトップフォームを取り戻せない状態が続いていた。

 チーム事情もあって昨シーズンも広州富力では出場機会に恵まれず、リザーブチームで多くの時間を過ごした。今回、心機一転、Jリーグに挑戦することになった。

「はじめまして、中国から来た王嘉楠です。よろしくお願いします。サガン鳥栖に加入できとてもうれしいですし、早くチームに溶けこめるよう日本語を勉強します。チームを助ける自信がありますので、監督のもと、チームメイトと一緒にいい成績を収めるよう努力します」

 気になる足の状態とコンディションについては、すでに鳥栖のトレーニングに参加しており、首脳陣の評価を得た上で入団が決まったという経緯がある。戦力として計算が立っているということだろう。

 1993年5月31日生まれ、中国河南省出身の現在26歳。180cm、70kg。登録はDFで、背番号は26に決まった。右サイドバックが主戦場と思われるが、左サイドバックやフォーメーションによっては中盤のサイドなどでもプレーする可能性がありそうだ。

 自身が語る通り「チームを助ける」存在となれるか、注目される。


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