宮崎市国際海浜エントランスプラザで宮崎キャンプを行なっているC大阪が1月23日、テゲバジャーロ宮崎(JFL)と45分ハーフのトレーニングマッチを実施。神戸弘陵学園から加入したDF田平起也も15分間プレーした。

上写真=テゲバジャーロ宮崎戦で15分間プレーした田平(写真◎サッカーマガジン)

■2020年1月23日 宮崎キャンプ・トレーニングマッチ(宮崎市国際海浜エントランスプラザ)
C大阪 6-0 テゲバジャーロ宮崎
得点者:(C)柿谷曜一朗2、高木俊幸2、ブルーノ・メンデス、木本恭生

「いろいろなことを教わりたい」

 左利きの大型ルーキーが、トップチームのピッチに立った。テゲバジャーロ宮崎とのトレーニングマッチで前半30分からハーフタイムまで、15分間にわたり出場。マテイ・ヨニッチにも見劣りしないほどの188センチの長身を備える18歳は、ヨニッチとセンターバックのコンビを組み、無失点にしのいだ。

 始動した当初はU-23チームでプレーしたが、のちにトップチームに呼ばれ、同世代のルーキーでは西川潤とともに宮崎キャンプに参加している。

「自分としては、ものすごく大きなチャンスが来たと思っています。『人生を変える』という強い気持ちで今ここにいる。まずは成長することが一番ですけれど、結果にもこだわっていきたい。良い先輩たちからいろいろなものを学んで、サッカー選手として、人間として成長したいです」

 特に守備の指導に定評があるロティーナ監督から、直接指導を受けられることは田平にとって大きな財産だろう。実際にトレーニングでもディフェンダーだけで指導を受けるなど、守備戦術の習得に励む。

「自分が成長するために、どん欲にいろいろなことを学ぼうとしている。(ロティーナ監督から)いろいろなことを教わりたいと思ってここに来ています。スペースを守ることとか、これまでとは違う戦術を学ぶことができているので、まだできないことも結構多いと思いますが、試合や練習を重ねるごとに少しずつ改善できればいいです」

 そんな田平について、練習に取り組む姿勢やプレーを見ている指揮官は、西川とともに「素晴らしい将来が待っている」と褒め称える。田平の言葉通り、まだまだ粗削りな部分も多いかもしれないが、ロティーナ監督はそのポテンシャルの高さを評価しているのだろう。田平自身も現状について、充実した表情で次のように話す。

「ゼロからのスタートなので、新しい気持ちで臨めています。守備の細かい部分だったり、いろいろなものを学べているので、成長していることを実感しています」

 神戸弘陵学園高校を経て、中学時代まで過ごしたクラブに帰還した大器が、スペイン人の知将のもとでさらなる進化を目指す。

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