1月18日、宮崎県総合運動公園陸上競技場でキャンプを実施している鹿島が、テゲバジャーロ宮崎(JFL)と45分ハーフのトレーニングマッチを行なった。新加入のFWエヴェラウドやDF奈良竜樹らが先発し2対1で勝利した。

上写真=高卒ルーキーの荒木が1ゴール1アシストの活躍を見せた(写真◎サッカーマガジン)

■2020年1月18日 宮崎キャンプ・トレーニングマッチ(宮崎県総合運動公園陸上競技場)
鹿島 2-1 テゲバジャーロ宮崎
得点者(鹿島のみ):荒木遼太郎、柳町魁耀(鹿島ユース所属)

高卒ルーキー荒木が先制ゴール

 1月1日に天皇杯決勝を戦った鹿島が、1週間後の8日に早くも始動。10日に宮崎へ移動し、トレーニングキャンプを実施している。

 昨季の主力選手が合流する前に、10日のキャンプ初日はDF奈良竜樹(←川崎F)や広瀬陸斗(←横浜FM)、永戸勝也(←仙台)、和泉竜司(←名古屋)ら、新加入選手たちが汗を流した。18日に行なわれたテゲバジャーロ宮崎(JFL)とのトレーニングマッチも、初日からトレーニングをこなした選手を中心に先発メンバーが構成された。

画像: 今季の始動後初試合となったテゲバジャーロ宮崎戦に先発した面々(写真◎サッカーマガジン)

今季の始動後初試合となったテゲバジャーロ宮崎戦に先発した面々(写真◎サッカーマガジン)

 両翼は右サイドバックが広瀬、左サイドバックが永戸、センターバックでは奈良と2年目の関川郁万がコンビを組んだ。中盤では、昨季はサイドバックで出場することも多かった小泉慶がボランチに入り、その相方に鹿島ユース所属の柳町魁耀を抜擢。2列目は東福岡高校から加入したルーキーの荒木遼太郎と和泉が並び、新たなブラジル人のエヴェラウドとファン・アラーノが前線で攻撃をけん引。最後尾にはプロ23年目を迎える曽ヶ端準が立った。

 試合は鹿島がサイドを基点としたボール回しと、相手ボールホルダーへの素早いプレッシングで主導権を握ろうとする。19分には中盤で永戸が奪ったボールをエヴェラウドが柳町につなぎ、シュートに持ち込んだ。22分にも広瀬のタックルで奪ったボールを永戸、アラーノとつなぎ、ゴールを狙う。いずれも得点には至らなかったが、守備から攻撃への素早い切り替えからチャンスを作った。

 スコアが動いたのは33分。2020年の鹿島初ゴールを挙げたのは、ルーキーの荒木だった。左サイドの永戸のクロスからエヴェラウドがシュートを放ち、ポストに跳ね返ったボールを蹴り込んだ。鹿島が先制し、前半を折り返す。

 後半開始から左サイドにDF山本脩斗と佐々木翔悟を入れ、鹿島が追加点を狙う。74分に右サイドの広瀬から前線のスペースに縦パスが送られ、反応した荒木が一度切り返してゴール前へクロス。走り込んだ柳町が倒れ込みながらゴールへと押し込んだ。

 その後、テゲバジャーロ宮崎に1点を返されたが、2-1でタイムアップ。1得点1アシストの活躍を見せた荒木は「結果を出せたのはうれしいこと。今後の練習でも、もっと結果を出せるようにやっていきたい」と、安堵の表情を見せた。

 鹿島は20日まで宮崎市でトレーニングキャンプを実施。1月28日には、カシマスタジアムで今季初の公式戦となるAFCチャンピオンズリーグ・プレーオフ(対戦相手未定)に臨む。

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