第101回全国高校サッカー選手権1回戦で12月29日、岩手県代表の盛岡商と愛媛県代表の帝京五が戦った。前半を0-0で折り返すと、後半に入って帝京五が先制に成功。しかし、盛岡商が8分間で一気に逆転に成功して、1回戦突破を果たした。

上写真=交代で入って2分で同点ゴールを挙げた月折隼斗が歓喜のジャンプ!(写真◎福地和男)

■2022年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@浦和・駒場)
盛岡商 2-1 帝京五
得点者:(盛)月折隼斗、原田 優汰
    (帝)樋口志

55分と63分に連続ゴール

 主役は後半にやってきた。53分(40分ハーフ)にピッチに入った盛岡商の月折隼斗だ。その2分後、いきなり決めてみせる。49分に先制ゴールを許して0-1でビハインドを追っていた55分、右からのクロスがこぼれたところに現れて、左足を振ってゴール右へと蹴り込んだ。

 この同点ゴールの次は、アシストだ。63分、右サイドの角度のないところから持ち出して中央へ、最後は原田優汰が倒れ込みながら決めた逆転ゴールを導いたのだ。結局、これが決勝点となって盛岡商が1回戦を突破した。

 帝京五は49分、右からの崩しが一度跳ね返されたが、すかさず松田侑弥が最終ラインからロングパス、これを樋口志が胸で収めて落ち着いてゴールに送り込んで先制している。それだけに、踏ん張りきれずに逆転されたのは痛かった。


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