第101回全国高校サッカー選手権が29日、1回戦が各地で行われた。ゼットエーオリプリスタジアムでは星稜(石川)と東山(京都)が対戦。前半と後半に豊嶋蓮央がネットを揺らした東山が星稜の追撃を1点に抑え、勝利を収めた。

上写真=2ゴールをスコアした東山の豊嶋蓮央(写真◎川口洋邦)

■2022年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@千葉・ゼットエ)
星稜 1-2 東山
得点者:(星)大木彪悟
    (東)豊嶋蓮央2

奪って運んで一人で決めた

 東山の15番、FW豊嶋蓮央の2発が効いた。まずは1点目。星稜のビルドアップを自ら寸断する。星稜のMF平良大研に体をぶつけ、ボールを狩ることに成功すると、そのまま持ち込んで左足を一閃。21分にチームに先制点をもたらした。2点目は後半、57分だった。石井亜錬の右クロスをゴール前で待ち構えて、ヘディングシュートを叩き込んだ。

 その6分後、星稜も武器の一つであるロングスローからネットを揺らす。左から送った髙橋大空のスローに、ボックス内で宮前匠真が右足を合わせる。シュートは一度、ストップされたものの、こぼれ球を大木彪悟が蹴り込んで1点差に詰め寄った。だが、追撃はそこまで。東山が2-1で試合をものにした。


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