上写真=チームの2点目を挙げた染野(9番)と先制点を挙げた沼田
写真◎小山真司

■2019年1月3日 全国高校サッカー選手権3回戦(埼玉・浦和駒場)
前橋育英(群馬) 1-2 尚志(福島)
得点者:(群)高橋尚紀 (尚)沼田皇海、染野唯月

11年度大会以来の8強

 尚志の勢いは本物だ。今大会は初戦で神村学園、2回戦で東福岡と強豪校を撃破。そしてこの日は昨年度王者・前橋育英に勝ち切った。先制点は後半開始早々の49分、沼田皇海が得意の左足で直接FKを決め、スコアを動かす。さらにその2分後、攻撃に逸る王者の出鼻をくじくように、今度はオープンプレーからネットを揺らす。右サイドを攻略した加瀬直輝のクロスに染野唯月が右足を合わせた。先制を許した上に、突き放されてしまった前橋育英も、71分、キャプテン秋山裕紀のパスを受けた高橋尚紀が一度シュートを弾かれながらも執念で押し込んだが、時すでに遅しだった。
 前橋育英の連覇の夢は3回戦で潰え、尚志が2011年度大会以来となる8強入りを決めた。


This article is a sponsored article by
''.