1月28日、AFCチャンピオンズリーグ2020プレーオフが県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、鹿島がオーストラリアのメルボルン・ビクトリーと対戦。本戦出場を懸けた一戦で0-1と敗れ、アジアの舞台から姿を消した。

上写真=メルボルン・ビクトリーに敗れ、肩を落とす鹿島の選手たち(写真◎J.LEAGUE)

■2020年1月28日 AFCチャンピオンズリーグ2020プレーオフ(県立カシマサッカースタジアム)
鹿島 0-1 メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)
得点者:(メ)アンドリュー・ナバウト

相手GKの好守もあり完封負け

 鹿島が早くも一つのタイトルを失うこととなった。

 2018年以来2度目のアジア王者を目指し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)本戦出場を懸けて臨んだプレーオフのメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦。強い雨風の中で先制ゴールを狙って攻め込むも、17分のMF和泉竜司のシュートは相手GKローレンス・トーマスに阻まれるなど、得点を挙げることができない。

 後半に入り、54分にメルボルン・ビクトリーのFWアンドリュー・ナバウトにミドルシュートを決められ、先制を許す。一発勝負ということもあり、プレーオフを突破するためにはゴールが必要な状況となった。74分にFWエヴェラウド、86分にはMF土居聖真が相手ゴールへシュートを放つも、またもメルボルン・ビクトリーのGKトーマスの好守に遭い、ゴールネットを揺らせない。

 時間は刻一刻と過ぎていき、アディショナルタイム3分が経過したところでタイムアップ。無情なホイッスルの音がスタジアムに響き渡り、一瞬の静寂の後、メルボルン・ビクトリーの歓喜の声が上がった。

 鹿島は2016年以来、4シーズンぶりにACL本戦出場を逃すこととなった。日本勢としてACLプレーオフで敗れるのは史上初。昨季までチームを率いた大岩剛・前監督に代わり、ブラジル人のザーゴ新監督の下で2020年シーズンをスタートさせたが、今季の公式戦1試合目で早くもアジアの舞台から姿を消した。

 キャプテンマークを巻いて戦ったMF三竿健斗は、雨風の中、声援を送り続けたサポーターに対して「申し訳ない気持ちでいっぱい」と一言。「自分自身も不甲斐ない」と唇を噛んだ。

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