FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第2節が行われ、グループBのパリ・サンジェルマン(フランス)とボタフォゴ(ブラジル)が対戦した。注目を集めた欧州王者対南米王者の一戦は、南米王者に軍配。前半にイゴール・ジェズスが決めた1点を守り抜いたボタフォゴが連勝を飾った。
上写真=決して多くはなかったチャンスにしっかりゴールを決めたイゴール・ジェズス(写真◎Getty images)
■2025年6月19日 GS2節・B組(@ローズボール)
パリSG 0−1 ボタフォゴ
得点:(ボ)イゴール・ジェズス
パリSGは終盤猛攻を仕掛けるもゴールを奪えず
2024年のコパ・リベルタドーレスを制した南米王者ボタフォゴが、2024ー25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグを制して欧州王者に輝いたパリ・サンジェルマンを下した。
試合序盤から気合十分のボタフォゴが、激しい球際と優れたテクニックでパリSGと渡り合う。先制したのも、ボタフォゴだ。
36分、イゴール・ジェズスがジェフェルソン・サバリーノのパスに反応し、中央突破。シュートがDFに当たってそのままゴールインし、ほしかった先制点を奪った。
その後、パリSGも圧力を強めたが、サポーターの大声援をバックにボタフォゴも粘り強く戦ってみせる。ボールを支配される苦しい展開を耐えしのぎ、ついに試合終了のホイッスルを聞いた。
南米王者にアップセットという表現はふさわしくないが、世界的なメガクラブとして名高いパリSGを撃破したニュースは、衝撃を持って受け止められるかもしれない。試合終了後のスタンドではボタフォゴ・サポーターの歓喜がこだました。クラブにとっては歴史に残る勝利になったと言える。