FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第1節で、ついに日本の浦和レッズが登場した。4度目の世界挑戦で、初戦の相手はアルゼンチンの名門、リーベル・プレート。序盤に失点する難しいスタートで、後半開始にも決められたが、松尾佑介のPKで1点差に。しかし、さらにリードを広げられて1-3で敗れ、黒星スタートとなった。

上写真=浦和は58分に松尾佑介がPKを決めて1点差に迫る(写真◎Getty Images)

■2025年6月18日 GS1節・E組(@ルーメン・フィールド)
リーベル・プレート 3-1 浦和
得点:(リ)ファクンド・コリーディオ、セバスティアン・ドリウッシ、マキシミリアーノ・メサ
   (浦)松尾佑介

カウンターでPK誘発

 序盤からアルゼンチンのチームらしい球際の激しさに直面し、守勢に回る浦和レッズ。試合前にはマチェイ・スコルジャ監督が「リーベルの強力な攻撃陣をいかにコントロールできるか」と話したが、12分に先制を許してしまう。浦和の右サイドのスペースを使われてマルコス・アクーニャがクロス、中央に飛び込んできたファクンド・コリーディオにヘッドで押し込まれた。

 難しい立ち上がりから徐々にカウンターを打つ機会も増えて、24分に渡邊凌磨がようやくシュートに持ち込んだ。32分にはその渡邊が倒されて得たFKをマテウス・サヴィオが中央へ。マリウス・ホイブラーテンがダイビングヘッドできれいに押し込んだが、オフサイドで認められなかった。

 先制ゴールのほかには要所を締めて後半へ。しかし、後半開始早々に手痛いミスから追加点を許した。

 クリアがペナルティーエリアの中に跳ね上がり、ホイブラーテンがバックヘッドで西川周作へ。しかしこれが短くなり、セバスティアン・ドリウッシにヘッドで押し込まれた。

 相手のアプローチの早さに手間取って効果的にボールを動かずにもどかしかったが、ついにカウンターを成就させた。

 56分、サミュエル・グスタフソンが長い距離を持ち運び、右の金子拓郎へ。さらに入れ替わろうとしたところでアクーニャに倒されてPKを獲得した。これを松尾が冷静にゴール左に蹴り込んで、58分に1点を返した。

 これを機に、浦和が相手陣内に押し込んで、連続攻撃を仕掛ける回数も増えていく。71分には関根貴大とチアゴ・サンタナを投入。

 しかし、気勢を削ぐように、リーベル・プレートにまたもゴールを許した。73分、浦和の右からのCKをマキシミリアーノ・メサにヘッドで叩き込まれ、またも点差を2に広げられた。

 81分には松本泰志と荻原拓也を、87分には原口元気を送り込んで逆襲を狙うものの、90分のチアゴ・サンタナのボレーシュートもGKに止められた。

 このまま1-3で敗れて、浦和は黒星スタートとなった。


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