上写真=浦和は58分に松尾佑介がPKを決めて1点差に迫る(写真◎Getty Images)
■2025年6月18日 GS1節・E組(@ルーメン・フィールド)
リーベル・プレート 3-1 浦和
得点:(リ)ファクンド・コリーディオ、セバスティアン・ドリウッシ、マキシミリアーノ・メサ
(浦)松尾佑介
カウンターでPK誘発
序盤からアルゼンチンのチームらしい球際の激しさに直面し、守勢に回る浦和レッズ。試合前にはマチェイ・スコルジャ監督が「リーベルの強力な攻撃陣をいかにコントロールできるか」と話したが、12分に先制を許してしまう。浦和の右サイドのスペースを使われてマルコス・アクーニャがクロス、中央に飛び込んできたファクンド・コリーディオにヘッドで押し込まれた。
難しい立ち上がりから徐々にカウンターを打つ機会も増えて、24分に渡邊凌磨がようやくシュートに持ち込んだ。32分にはその渡邊が倒されて得たFKをマテウス・サヴィオが中央へ。マリウス・ホイブラーテンがダイビングヘッドできれいに押し込んだが、オフサイドで認められなかった。
先制ゴールのほかには要所を締めて後半へ。しかし、後半開始早々に手痛いミスから追加点を許した。
クリアがペナルティーエリアの中に跳ね上がり、ホイブラーテンがバックヘッドで西川周作へ。しかしこれが短くなり、セバスティアン・ドリウッシにヘッドで押し込まれた。
相手のアプローチの早さに手間取って効果的にボールを動かずにもどかしかったが、ついにカウンターを成就させた。
56分、サミュエル・グスタフソンが長い距離を持ち運び、右の金子拓郎へ。さらに入れ替わろうとしたところでアクーニャに倒されてPKを獲得した。これを松尾が冷静にゴール左に蹴り込んで、58分に1点を返した。
これを機に、浦和が相手陣内に押し込んで、連続攻撃を仕掛ける回数も増えていく。71分には関根貴大とチアゴ・サンタナを投入。
しかし、気勢を削ぐように、リーベル・プレートにまたもゴールを許した。73分、浦和の右からのCKをマキシミリアーノ・メサにヘッドで叩き込まれ、またも点差を2に広げられた。
81分には松本泰志と荻原拓也を、87分には原口元気を送り込んで逆襲を狙うものの、90分のチアゴ・サンタナのボレーシュートもGKに止められた。
このまま1-3で敗れて、浦和は黒星スタートとなった。