FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第1節が行われ、グループDのフラメンゴ(ブラジル)とエスペランス・チュニス(チュニジア)が対戦した。首尾よく先制したフラメンゴが後半に追加点もスコア。エスペランスの反撃を許さず、盤石の勝利を手にした。

上写真=先制ゴールを決めて絶叫するフラメンゴのアラスカエタ(写真◎Getty Images)

■2025年6月16日 GS1節・D組(@リンカーンFF)
フラメンゴ 2−0 エスペランサ
得点:(フ)ジョルジャン・デ・アラスカエタ、ルイス・アラウージョ

デビュー戦で力を示した33歳

 先制したのはフラメンゴだった。17分、アラスカエタから右サイドのバレラへ展開し、クロスをボックス左からアラウジョーがダイレクトで折り返し、ゴール前に詰めていたアラスカエタが蹴り込んだ。その後、フラメンゴは押し気味に試合を進めたが追加点を奪えず。一方、エスペランサも同点ゴールは遠く、スコアが動かないまま、試合は終盤を迎えた。

 フラメンゴに試合を決定づけるゴールは生まれたのは、70分。左からアイルトン・ルーカスが上げたクロスはゴール前に合わず、右サイドへ流れたが、これをバレラが拾って、ジョルージョにつなぐ。状況判断に優れる33歳の新戦力は、バレラから引き取ったボールをボックス内へワンタッチではたく。待っていたのはルイス・アラウージョ。冷静に左足を振って、ゴールを射抜いた。

 大会直前にアーセナルから加入したばかりで、この試合がフラメンゴでのデビュー戦だったジョルジーニョが、ワンタッチパスを選択した時点で勝負ありだった。ルイス・アラウージョがボックス右からフリーで狙える状況を導いたからだ。先制点の場面でもジョルジーニョは一連の流れを導く起点になっており、74分にアランと交代してピッチに下がるまで効き目抜群のプレーを披露したと言っていい。

 試合はそのままフラメンゴが2−0で快勝。グループ突破に向けて重要な初戦で勝利を飾った。


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