UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2レグが現地16日に行われ、インテルとミランが対戦。第1レグで2−0の勝利を飾っていたインテルが終始ペースを握り、1−0で勝ちきり、2試合合計3−0として2009-10シーズン以来となる決勝進出を決めた。

上写真=決勝進出を決定的にするゴールを決めたインテルのラウタロ・マルティネス(写真◎Getty Images)

初めてCLのミラノダービーを制す

 準決勝第1レグを2−0でモノにしていたインテルは、落ち着いていた。勝つしかないミランが序盤から積極的に攻めに出たが、集中した守備でゴールを許さない。開始10分にトナリに右サイドを破られ、折り返しからブライム・ディアスにボックス内からシュートを許したが、GKオナナが抜群の反応でストップ。38分にもラファエル・レオンに左サイドを攻略され、シュートを打たれたが、枠は外れた。

 前半に訪れた大きなピンチを凌ぐと、試合はインテルのペースになっていく。ボールを握られても自陣ではほぼ自由を許さなかった。前半を0ー0で終え、迎えた後半、なんとかゴールを奪って決勝への道を開きたいミランだったが、前半からのハイテンポの影響か次第に足が止まり始める。すると74分、インテルが決定的な1点を手にすることになった。

 ゴール前までボールを運ぶと、途中出場のルカクとラウタロ・マルティネスがパス交換して、ミラン守備陣を翻弄。最後はゴールエリア左角から左足を振り抜き、メニャンが守るゴールを破った。

 試合はそのまま1−0で決着。結果、インテルは2試合合計3−0とし、優勝した2009−10シーズン以来の決勝進出を果たした。過去にCLでは2度ミラノダービーが実現しており、いずれもミランが勝ち抜けていたが、ついにインテルが勝利をつかんだ。

 6月10日、インテルは4度目の欧州制覇をかけて、マンチェスター・シティ対レアル・マドリード(現地5月17日に対戦)の勝者と対戦する。


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