11月24日、グループHではFIFAランク14位のウルグアイが28位の韓国と0―0で引き分けた。2度の優勝経験を持つ南米の古豪は、攻撃のリズムをなかなかつくれずに苦戦。相手に攻め込まれる時間が続いたものの、堅固な守備で持ちこたえて、勝ち点1を拾った。一方、韓国はチャンスを生かし切れず、悔しさの残るドローとなった。

上写真=ソン・フンミンを擁する韓国の今大会初陣はスコアレスドローに終わった(写真◎GettyImages)

■2022年11月24日 カタールW杯H組(エデュケーション)
ウルグアイ0-0 韓国

世界を2度制した伝統の堅守は健在

 両チームとも決め手を欠いて、スコアレスドロー。序盤からペースを握ったのは韓国だった。チョン・ウヨンらが丁寧にパスをつなぎ、敵陣に押し込む時間が続いた。ただ、ゴールだけは遠かった。昨季、イングランド・プレミアリーグで得点王に輝いたソン・フンミンのシュートも枠を捉えることはできなかった。相手の牙城を崩せず、時計の針だけが進んだ。

 一方、ウルグアイは前線のルイス・スアレスらがゴールに迫まれなかったものの、守備陣が奮起した。主将のディエゴ・ゴディン、ホセ・マリア・ヒメネスらを中心に何度もピンチを防いだ。世界を2度制した伝統の堅守は健在。攻撃の見せ場は少ないなか、可能性を感じさせたのは64分から投入された35歳のエディソン・カバーニ。前線で起点をつくり、最後までゴールの気配を漂わせていた。ただ、少し時間が足りなかったか。リバプールのFWダルウィン・ヌニェスらのタレントも擁していたが、ノーゴールのままタイムアップを迎えた。


This article is a sponsored article by
''.